次世代EC人材育成へ向けたデイトラとSHOPLINEの提携
2024年11月25日、株式会社デイトラは公式アンバサダーとしてSHOPLINE(ショップライン)を任命し、記念すべき第1回「SHOPLINE勉強会」をオンラインで開催しました。この提携は、急速に変化する日本のEC市場において、次世代の人材を育成するための重要な施策の一環です。
背景と市場動向
経済産業省の調査によると、2023年の日本国内のBtoC-EC市場は前年比9.23%増の24.8兆円に達し、EC化率も9.38%に成長しています。また、Z世代が特に重要な消費者として浮上しており、彼らの消費行動やメディアの接触時間は独特な特徴を持っています。
男性は動画投稿・共有サービスをよく利用する一方で、女性はSNSを使った時間が長く、休日には平均141分もSNSに費やしています。このようなデータは、Z世代がショート動画に大きな影響を受けていることを示しており、彼らの62%が「ショート動画が自分の購買行動に影響を与えている」と答えています。
このような消費行動の変化は、EC事業者に新たなビジネスチャンスを提供しています。今後は、SNSやショート動画、ライブ配信を駆使した双方向のコミュニケーションが不可欠とされ、従来のような一方通行の販売スタイルからの脱却が求められています。
SHOPLINEの機能と強み
SHOPLINEは、そんな新時代のECに最適な機能を備えています。特に、ノーコードでのサイト構築を可能にし、プログラミング知識がなくてもSNSに似た形で商品を展開できます。また、直感的な操作によりショート動画との連携も容易です。
さらに、ライブコマース機能も搭載されており、EC事業者が独自にライブ配信を行う環境を標準で提供しています。これにより、リアルタイムでの商品紹介と購入がスムーズに行えるのが特長です。そして、主要SNSとの連携機能も実装されており、ショート動画を活用したプロモーションも可能です。
デイトラとSHOPLINEの連携へ
デイトラは、「デジタルスキル教育を通じて挑戦する人々の夢を叶える」という理念の下、25,000名を超える受講生にリスキリング支援を行ってきました。急速に変化するEC市場に対応できる人材育成が急務であると感じ、今回の提携を決定しました。
勉強会では、SHOPLINEの運営方法やSNSを活用したマーケティング手法について、実践的な解説が行われました。参加者からは、「直感的な操作で構築が簡単だった」「インスタライブとの連携が特に魅力的だった」といった意見が寄せられ、非常に有意義な時間となりました。
今後の展望
デイトラはこの勉強会を皮切りに、今後も受講生向けにSHOPLINEのECサイト構築やマーケティング支援に関する勉強会を開催する予定です。実践的な学びの場を提供し、次世代のEC人材育成に貢献し続ける方針です。
担当者のコメント
デイトラ代表取締役の大滝昇平氏は、「EC市場で新たなスキルを持つ人材の需要が急速に高まる中、最新のトレンドを押さえた学びが必要です。今回の連携により、より多くの人がEC市場で活躍する機会を得ることができると信じています」と述べました。一方、SHOPLINEの大山廣貴氏は、「SNSやライブコマースとの連携を強化し、新しい時代のEC展開を加速したい」と期待を寄せています。
この提携が今後、どのような成果を生むのか注目が集まります。