新たな連携が生むデザインの未来
デンマーク発のインテリアブランド「ボーコンセプト」が、2025年4月から10月にかけて大阪で開催されるEXPO2025 大阪・関西万博において、北欧パビリオンのインテリアパートナーとして参加することが決まりました。このパビリオンは「ノルディック・サークル ~北欧と共に、より良い明日へ~」というコンセプトのもと、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5国の先進的なライフスタイルを紹介します。
「自然と人、人と人との繋がり」という共通の価値観が根底にある北欧5か国の文化を体験できる場として、ボーコンセプトのデザインがどのように生かされるのかが注目です。このパビリオンでは、環境に配慮したテクノロジーやサステナビリティの取り組みを通じて、訪れる人々に北欧が提供する穏やかなライフスタイルを実感してもらうことが目指されています。
インテリアコレクション「Nawabari」とは?
ボーコンセプトは、著名なデンマークの建築家グループ「BIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)」とのコラボレーションで、新たなコレクション「Nawabari」を発表します。このプロジェクトは、「人と人の繋がりを結び、共有空間を変革する」ことをテーマとしており、日本の「縄を結ぶ」という文化をインスピレーションとしてデザインされています。
「Nawabari」は、彫刻的でオーガニックなフォルムが特徴で、北欧の自然と調和した温もりのある都市空間を創出します。このコレクションは、あらゆる人が気軽に集い、コミュニケーションを楽しめる場を作り出すことでしょう。
持続可能性への取り組み
さらに、ボーコンセプトは、環境への配慮の一環として、Nordic SPOORとのパートナーシップを結び、2024年から新しいトレーサブルレザーコレクションを展開します。この革は、ダイレクトに動物の福祉基準が高いデンマークおよびスウェーデンから調達され、完全にトレーサブルな素材として透明性があり、サステナブルな製品を提供することを目指しています。
ボーコンセプトの社会的責任
創業から70年以上、ボーコンセプトはデンマークの職人技とデザインをもとに、暮らしを豊かにする商品を提供し続けています。国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)と連携し、従業員の福祉、製品の品質、そして環境への配慮など、責任ある企業活動を推進しています。特に、製品認証やCO₂排出量のモニタリングに重点を置くことで、持続可能な未来の構築に寄与しています。
ボーコンセプトへの期待は膨らむばかりです。これからの大阪・関西万博での展開が、どのように人々の心をつなぎ、北欧の魅力を伝えるのか、興味は尽きません。ボーコンセプトが創造する空間を通じて、多くの人々がつながり、新しい発見を得る機会が訪れることでしょう。