江戸切子が復活
2016-06-24 15:28:12

約170年ぶりに江戸切子が日本橋に復活!伝統工芸の新たな拠点とは

江戸切子が日本橋に帰還!約170年ぶりの復活



江戸切子。これは日本の伝統技術を駆使して作られた美しいガラス工芸品です。その発祥の地とされる日本橋に、この度約170年ぶりに江戸切子が戻ってきました。江戸切子は、1834年(天保5年)に加賀谷久兵衛によって始まり、金剛砂を用いてガラスに彫刻模様が施される形でその歴史が始まりました。

しかし、時代が進むにつれて工房が代替わりすることなく、江戸切子の本拠地は日本橋から江東区や江戸川区の隅田川を挟んだ場所へと移動してしまいました。このように、江戸文化を継承すべき重要な工芸品が、江戸の地から姿を消していたのです。

日本文化の新たな拠点「江戸切子の店華硝」



今回復活した店舗は「江戸切子の店華硝」。ここでは「日本文化の発信」を主な目的としており、23区唯一の酒蔵である小山酒造株式会社と連携した「東京酒蔵大学プロジェクト」に基づき、江戸のお酒を江戸の器で楽しむ体験を提供しています。さらに、他の酒蔵との共同セミナーを開催するなど、江戸切子だけではなく、日本酒を通じた日本文化の魅力を伝えることにも注力しています。

店内には体験スペースも併設されており、訪れる人々が実際に江戸切子を作り、その後には自分が作った器で日本酒を味わうことも可能です。このように、江戸文化と現代を繋ぐ新しい試みがなされています。

江戸切子を世界に発信!



さらに、東京オリンピックを控えたこのタイミングに江戸切子を日本橋に復活させることができたことは、大きな喜びです。これを機に、日本人がこの伝統工芸品を誇りに思い、訪れた海外の方々にもこの美しさを伝えていくよう努めていると、担当者は語っています。

復活は、関係者や地元の協力により実現したものであり、江戸から続く伝統文化を運営する事業者と共に、日本橋の文化を一層豊かにすることに力を入れています。観光客にも魅力ある場所となるよう、様々なイベントやプログラムが計画されています。

積極的な広報活動



この取り組みは東京都産業労働局による平成27年度「BUY TOKYO」推進プロジェクトにも採択され、注目を集めています。また、経済産業副大臣が初日に来店するなど、注目度も高まっています。江戸切子の店華硝の公式ホームページでは、詳細な情報やイベントの告知がされているので、ぜひ訪れてみてください。

お問い合わせは以下のリンクからも可能です:

江戸切子が日本橋に戻ったことは、日本文化の再認識の一助となるでしょう。伝統と現代が交差するこの場所で、皆さんも江戸切子の魅力を体験してみませんか?

会社情報

会社名
株式会社江戸切子の店華硝
住所
東京都江東区亀戸3-49-213F
電話番号
03-3682-2321

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