建物傾斜計測サービス
2022-10-11 14:00:01

最新の3D点群技術による建物傾斜量計測サービスが開始!

3D点群を用いた新たな建物傾斜量計測サービス



菊池豪土地家屋調査士事務所は、2023年11月1日より、最新技術を駆使した建物傾斜量の計測サービスを開始します。このサービスは、高速・高精度の3Dレーザースキャナーを利用して、建物の傾斜を詳細に検査するものです。

1. 使われる機材と技術


当サービスで使用するのは、Leicaジオシステムズ社製のRTC360。競合の技術と異なり、広辞苑ほどのサイズでありながら、高速で約2分で一箇所の測量を行うことができます。また、測量の精度も従来の技術に比べ格段に向上し、誤差はわずか3mm、傾斜角度も0.005度まで測定可能です。

2. 測量の実施


一般的な戸建て住宅においては、20〜40箇所に測量機を設置し、必要なデータを取得します。屋外では、建物のまわりに7~10mごとに設置し、屋内でも各部屋にそれぞれ1〜3箇所の機材を配置。これにより、居住者の負担を軽減しながら、効率良くデータを収集することが可能です。

3. データ解析とその意義


取得した点群データは、建物の実際の形状を反映したもので、正確な座標値とIMU(慣性計測装置)による水平・垂直情報を含んでいます。これにより、専門の技術者がコンピュータ上で斜めや傾きを正確に測定することができます。特に、このサービスでは、建物の部分的な歪みや全体の沈下を判別する2種類の測定方式を使用し、信頼性の高い結果を得ることが可能です。

4. 料金体系


現地測量費用は30万円(延床面積90㎡まで、以降10㎡毎に3万円加算)で、データ解析の料金も同様です。要するに、計測と解析の合計が料金となります。なお、点群データを持ち込んでいただく場合は、解析のみのご依頼も可能です。対象地域は日本全国で、遠方の場合は交通費が別途必要です。

5. 建物傾斜に伴う健康リスク


建物のわずかな傾斜でも、居住者に健康影響を及ぼす可能性があります。勾配が0.17度未満なら問題ありませんが、0.29度以上になると傾斜を感じ始め、0.6度以上になるとめまいや頭痛を引き起こすことがあります。本サービスでは、そういったリスクを事前に防ぐための客観的な資料を提供することが目指されています。

6. 実施者からのコメント


協働職員の測量士、土地家屋調査士である細井斉明氏は「最新の機材と独自の技術を活かし、お客様にご満足いただける結果を提供することに全力を尽くします」とコメントしています。

7. 会社概要


菊池豪土地家屋調査士事務所は、2010年に設立され、土地や建物の調査、測量、登記申請を行ってきました。今回の新サービスは、12年前に考案されたアイデアの実現の結果であり、技術の進歩と経済産業省の支援を活用して皆様に新たな価値を提供します。

このサービスを通じて、建物の傾斜に関する安心と信頼を確保し、居住者の方々に更なる安心をお届けすることを目指しています。興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

会社情報

会社名
菊池豪土地家屋調査士事務所
住所
東京都墨田区両国二丁目5番10号第一菊池ビル6F
電話番号
03-6659-9653

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