福島県で体験した「日本さばける塾 in ふくしま」
2025年2月22日、福島県郡山市にて、一般社団法人海のごちそう推進機構および一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトが主催する「日本さばける塾 in ふくしま」が開催されました。このイベントには9組18名の小学生とその保護者が参加し、地元の海の幸を体験する貴重な機会となりました。
イベントの概要
「日本さばける塾 in ふくしま」は、海の恵みを未来に引き継ぐため、魚を実際に捌く技術を学ぶことを目的としています。この日は、参加者がサンマを捌き、郷土料理を調理するプログラムが用意されました。また、地域の海洋環境に関する講座も行われ、参加者はその重要性を学びました。
海を味わう十の技法
幅広い調理法が求められる和食の世界。「切る」「煮る」「焼く」「揚げる」「蒸す」の「和食五法」に加え、魚を扱う技法として「締める」「醸す」「干す」「燻す」「漬ける」を組み合わせた「海を味わう十の技法」が紹介され、その実践が行われました。
調理体験の内容
参加者は専用の割烹着と魚帽子を身にまとい、カツオを切り分け、衣をつけて揚げる作業に挑戦しました。講師の指導のもと、初めての揚げ物に挑む子供たちは、油の扱いにドキドキしながらも、無事にカツオの揚げ浸しを完成させました。
次に、いよいよサンマに挑戦です。参加者は講師の実演を観ながら、実際にサンマを三枚おろしにします。最初は難しさに戸惑う子供たちも、何度か練習するうちに見違えるように上達しました。
最後に、さばいたサンマを使用して郷土料理「サンマのポーポー焼き」を調理しました。この料理はサンマの脂がたっぷりで、参加者は形を工夫した作品も作るなど、楽しみながら調理を進めました。
昼食と学びの時間
準備が完了した「常磐ものランチセット」では、自ら調理した料理を堪能しました。参加者たちは自然と「美味しい」と声を上げ、和やかな雰囲気の中で食卓を囲みました。また、栄養バランスについての学びも行われ、食材の重要性を再認識しました。
終了後の感想
イベントを終えた参加者からは、「魚を捌くことができて楽しかった」「日本の海の恵みの大切さを学んだ」といった感想が寄せられました。また、帰宅後も学んだ技術を活かし、自宅でイワシの揚げ浸しを作った子供もいたようです。参加者たちの経験は、地域の食文化を次世代に伝える一歩となりました。
まとめ
「日本さばける塾 in ふくしま」は、海の恵みを享受するための学びや体験が詰まった貴重なイベントでした。このような取り組みが地域の未来を明るくすることに繋がることを期待しています。参加者の皆さんの今後の活躍に注目です!