ジェイアール東日本物流、AIプラットフォーム「ナウト」で安全運行を強化
株式会社ジェイアール東日本物流が、自社の配送車両の安全運行をさらに強化するため、AI搭載の運行管理プラットフォーム「ナウト」を導入しました。このプラットフォームは、業界の先駆者であるNauto Japanが提供したもので、ドライバーの運転行動を見守りながら、事故を未然に防ぐための技術が詰まっています。
「ナウト」の先進機能とは
「ナウト」には、高精度なわき見検知や居眠りを引き起こす前の眠気の検知、さらにながらスマホ利用の検知など、多岐にわたる機能が搭載されています。これらの機能により、運転中の注意散漫を早期に察知し、ドライバーの運転への意識を高めることが可能です。加えて、歩行者や自転車の検出、前方衝突リスクの検出といった機能も進化させることで、業界最高水準の安全運行管理の実現を目指します。
様々な取り組みを進行中
ジェイアール東日本物流は、首都圏のJR駅へ商品を配送するために、従来からドライブレコーダーを用いた安全運転指導を行っていました。その中で、より高度な安全推進手段を模索した結果、ナウトの導入を決定しました。年内に全車両へこのシステムを導入することを目指しており、万一の事故が起きた場合でも、その原因を追求し再発を防ぐためのアプローチを行います。
リアルタイムでの危険検知
ナウトのAIドラレコを活用し、危険な状況をリアルタイムで把握。これにより、事故を未然に防ぐ取り組みが実現します。また、記録された映像をもとにした「KYT」活動を行い、AIによって分析されたデータを活用し、効果的な運転指導を継続的に行う予定です。これにより、従業員間のコミュニケーションが活性化し、安全意識の向上を図ることが期待されています。
Nautoとは
Nauto, Inc.は、2015年にシリコンバレーで設立され、安全運転のためのAIソリューションを提供している企業です。「ナウト」は、急制動やあおり運転などの異常運転を検知し、それに加えてわき見や居眠り、ながらスマホといった危険行為にも即座に警告を発します。その結果、事故を未然に防ぐだけでなく、運転行動の「見える化」にも貢献しています。Nautoは世界中のデータを基にし、AI技術の向上を進めている企業です。
株式会社ジェイアール東日本物流について
ジェイアール東日本物流は、1988年に設立され、JR東日本グループの一員として物流業務を展開しています。主要なサービスは、駅構内の店舗への商品配送やキャリー業務、さらにはレール等の資材輸送業務など多岐にわたります。また、特に新幹線を利用した荷物輸送サービスや手荷物の預かりといったユニークなサービスも展開しており、顧客への利便性を高めています。
ジェイアール東日本物流は、今後も「ナウト」を活用し、配送業務の安全性向上に向けた取り組みを続け、「安全・安心」を提供することを目指していきます。