バイオ創薬企業リベロセラが新たに資金調達を実施!
2023年10月2日、バイオ創薬企業であるリベロセラが、大鵬薬品工業の米国投資子会社であるTaiho Venturesから約3億円の資金調達を行ったと発表しました。これにより、リベロセラの累計調達金額は約11億円に達しました。この追加資金を活用し、同社は今後、膜タンパク質を標的にした医薬品の創出と開発を加速させる方針です。
リベロセラの技術的背景
リベロセラは、理化学研究所の横山茂之博士による無細胞膜タンパク質発現技術を基盤に設立されました。2018年からの活動を通じて、膜タンパク質という創薬標的としての特性を詳しく理解するための基盤技術を確立しました。膜タンパク質はその複雑な立体構造のため、これまでの創薬プロセスでは困難とされてきました。
しかし、リベロセラは最新の技術を駆使し、この難しさを克服するための手法を開発してきました。特に、GPCR(Gタンパク質共役型受容体)へのアプローチは注目されており、リベロセラが新しい医薬品を生み出す原動力となっています。
Taiho Venturesとの協業
大鵬薬品の子会社であるTaiho Venturesは、2016年に設立され、リベロセラにとっての重要なパートナーとなっています。彼らの支援により、リベロセラは国際的な規模での医薬品開発の可能性を探ることができるようになります。Taiho Venturesはアメリカ・カリフォルニア州メンロパークに本社を置き、バイオテクノロジー分野に特化した企業に対する投資で知られています。
今後の展望
追加資金の活用により、リベロセラはさらなる研究開発を進め、ファーストインクラスやベストインクラスの医薬品を創出するための新たなステップへと進むでしょう。膜タンパク質をターゲットにした医薬品の開発は、近年の医療ニーズに応える上で非常に重要な分野であり、リベロセラの技術が広く受け入れられることが期待されます。
お問い合わせ情報
リベロセラに関するさらなる情報は、公式ウェブサイトまたは直接のお問い合わせを通じて確認できます。創薬の最前線で新たな療法を模索する同社の動向から目が離せません。
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リベロセラ公式サイト