滋賀県彦根市で自動運転EVバスの実証運行が開始
滋賀県彦根市では、2026年1月31日から2月16日までの期間、初となる自動運転EVバスの実証運行が行われます。これは「Shiga Smart Access自動運転チャレンジ事業」の一環として、NTT西日本やマクニカなどの企業が協力し、地域交通問題の解決を目指した取り組みです。
背景と目的
近年、交通の多様化が進む中で、公共交通だけでは地域住民の移動ニーズに応えきれない状況が続いています。特に運転士不足が深刻化しており、地域交通を持続可能に維持するためには、自動運転技術の導入が不可欠です。滋賀県は「滋賀地域交通ビジョン」を策定し、この課題に真剣に取り組んできました。昨年度の調査を経て、彦根市の彦根城ルートが自動運転実証運行の最適な候補地とされました。
実証運行の概要
彦根市内の彦根城ルートで行われる実証運行は、特定のエリアにて自動運転EVバスを運行し、地域住民や観光客が利用できる機会を提供します。具体的なスケジュールは以下の通りです。
- - 実証運行期間: 2026年1月31日(土)から2026年2月16日(月)
- - 運行エリア: 彦根城ルート
- - 使用車両: Navya Mobility社製の「EVO3」
- - 乗車定員: 9人
- - 速度制限: 18km/h未満
一般運行について
一般の方々が実証運行を体験できるのは、2026年2月2日から2月16日までの期間です。この期間中は、平日9便、休日11便の運行が予定されています。予約は専用アプリ「バスきて」を使用し、1月26日から開始されます。なお、運賃は無料です。
各社の役割
このプロジェクトには、滋賀県をはじめ、複数の企業や団体が協力しています。具体的には、以下のような役割分担があります。
- - 滋賀県: 事業の主体
- - NTT西日本: プロジェクトの統括やデータ収集
- - NTTビジネスソリューションズ: 自動運転の技術支援
- - マクニカ: システム導入とサポート
今後の展開
今回の実証運行は、自動運転技術の社会的な実装に向けた重要なステップです。運行結果を分析し、次年度以降にもさらなる実証運行を行う計画です。これにより、公共交通の利用を促進し、新たな観光需要の喚起を目指します。
自動運転EVバスによる新たな地域交通の形が、彦根市から発信されることを期待しています。