パナソニックオートモーティブシステムズが省エネ大賞を受賞
2024年度の省エネ大賞において、パナソニックオートモーティブシステムズが省エネ事例部門の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。この賞は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、省エネルギーの促進に寄与した優秀な事例や技術開発に対して授与されるものです。
全社員の力を結集した取り組み
今回受賞したプロジェクトは、「グローバル全社員参加によるCO2ゼロ工場の実現とカーボンニュートラルに向けた取り組み」として進められました。この取り組みは、社長をオーナーとするグローバルプロジェクトであり、全社員が一丸となってエネルギー使用量の削減に挑みました。具体的には、2022年度から2023年度の2年間で、原油換算で3,973KLのエネルギー使用量を削減し、全拠点でのCO2排出を実質ゼロにするという目標を達成しました。
このような活動の成功は、車載事業が環境問題への対応を急務とする中で、従業員が日々意識を高めていることから生まれたものです。特に、CO2削減への要請が高まる中、PASはこれを新たなビジネスチャンスと捉えています。さらに環境への対応を事業の競争力とし、省エネ率の目標を従来の1%から3%へと引き上げ、全拠点でのCO2排出の早期ゼロ化を目指しています。
風土形成と活動の可視化
PASは、全社的な環境活動の浸透を図るために、様々な施策を展開しています。定期的な進捗確認や社内での情報共有を積極的に行い、社員同士のコミュニケーションを図っています。さらに、環境活動への意識を高めるため、優れた事例を社内で表彰したり、オリジナルマスコット「Pearth(パース)」を作成し、環境活動を象徴する存在としています。これにより、活動の可視化が図られ、全社員が意識を持って参加できる風土が育成されています。
まとめと今後の展望
パナソニックオートモーティブシステムズのこの取り組みは、省エネルギー活動を通じて環境保護に努め、業界全体の模範となることが期待されています。今後も社内外を問わず、持続可能な社会に向けた取り組みを進めていく姿勢は、多くの企業や環境活動家にとっても参考となる事例です。これからの動向にも注目が集まります。
詳細については
プレスリリース及び
省エネ大賞、パナソニック オートモーティブシステムズの
企業サイトをご覧ください。