国立公文書館が贈る新感覚の謎解き体験
令和6年8月、東京都千代田区に位置する国立公文書館では、夏の特別展「お札に描かれた人物-公文書で見る紙幣の歴史-」に合わせて、特別イベント「歴史没入型脱出ゲームイマーシブサワ」が開催されます。このイベントは、若い世代を対象にし、歴史を楽しみながら学べる絶好の機会です。
イベントの概要と楽しみ方
「イマーシブサワ」は、小学生および中高生を対象とした謎解きイベントで、参加者は自らの手で史実を探求する楽しさを味わえます。特に、現在ご覧いただける特別展との連動が特徴で、展示されている資料を活用して謎を解いていくスタイルです。渋沢栄一という新しい一万円札に描かれたメッセージが、参加者に語りかけ、没入感を高めます。
このイベントは、8月2日、7日、21日、23日の4日間、二部制で開催される予定です。小学生向けの内容と中高生向けの内容が異なるため、年齢に応じた適切な挑戦が行えます。参加は無料で、先着順となるため、早めの申し込みが推奨されます。各回の定員は30名で、声優の三宅健太さんが声を担当しており、会場を盛り上げます。
Mixed Realityの体験
特に注目すべき点は、最新のMixed Reality(MR)プラットフォーム「Auris」を活用した体験です。スマートフォンを使用することで、体験者の位置に応じた音声が流れ、まるでその場にいるかのようなリアルな体験を提供します。特に謎解きが初めての方でも楽しめる内容となっており、家庭でも学びながら楽しむことができる貴重なイベントです。
特別展との連動
「イマーシブサワ」で体験できる謎解きのヒントは、開催中の特別展に展示されている資料や過去の紙幣に由来しています。特に、実際に使われていた1円札や10円札、100円札の肖像画に選ばれた人物の中には、実は一人だけ紙幣になっていない人物がいるという謎も含まれています。それが何かを解き明かすことで、歴史に触れる楽しみが一段と深まるでしょう。
参加方法と会場情報
訪問を希望される方は、国立公文書館の公式サイトより特設ページにアクセスし、参加申込を行ってください。また、開催場所は東京都千代田区の国立公文書館東京本館で、最寄り駅は東京メトロ東西線竹橋駅から徒歩5分の距離です。
このイベントは、遊びながら歴史を学ぶ絶好の機会です。夏休みの思い出として、ぜひ家族みんなでご参加ください。