ソニー生命、満期保険金請求手続きを簡素化し顧客利便性を向上

ソニー生命保険、請求手続きが簡素化

ソニー生命保険株式会社は、2024年11月1日より、顧客が満期保険金および満期学資金に関して、これまで必要だった請求書の提出を省略することを発表しました。この新しい取り組みは、顧客の負担を軽減し、手続きをスムーズにすることを目的としています。

満期保険金等請求手続きの変更点

従来、顧客は満期保険金等を受け取るために、ソニー生命から送られる請求書を記入し返送する必要がありました。しかし、新しいシステムでは、保険契約者が満期保険金の受取人と同一の場合など、特定の条件を満たす場合に限り、請求書の提出を省略できるようになります。

この変更により、年間約8万件の契約において請求書の提出が必要なくなる見込みです。これまでの手続きによって顧客が負担していた手間が大幅に軽減され、待ち時間も短縮されるでしょう。

対象となる保険種類

省略対象となる保険種類は、5年ごと利差配当付養老保険および5年ごと利差配当付学資保険などです。これらの保険については、保険期間の満了時の配当金も含まれます。

また、新しい取扱は2024年10月2日から、対象商品の普通保険約款を改定することで実施されます。この改定は、2024年10月1日以前に契約が結ばれた保険にも遡って適用されるため、既存の顧客にとっても恩恵があると言えるでしょう。

「顧客第一」の取り組み

ソニー生命は、この新たな手続き簡素化を通じて、顧客の利便性を大幅に向上させる狙いです。東京に本社を置く同社は、顧客のニーズを把握し、その利便性を追求する姿勢を強く打ち出しています。

顧客は、請求書を記入する手間が省けることで、結果的に保険金の支払いを迅速に受け取ることができると期待されています。この新しい制度は、他の保険会社にとっても参考になる先進的な試みといえるでしょう。