スマイルロボの躍進
2020-07-31 09:00:02
スマイルロボティクスがロボティクス事業で大きな一歩を踏み出す
スマイルロボティクスの新たな挑戦
スマイルロボティクス株式会社は、革新的なロボット技術を用いて飲食店の業務効率化を図る「モバイルマニピュレーター型自動下膳ロボット」を開発しています。この度、同社はNEDOの『研究開発型ベンチャー支援事業』においてロボティクス領域で唯一の採択企業となり、新たな資金調達も行いました。
NEDO STS事業採択の意義
『2020年度 NEDO STS事業』では、スマイルロボが選ばれた理由として、独自のロボット制御技術やディープラーニング技術が評価されたと考えられます。他の企業と並ぶ競合が多い中、ロボティクスの分野で選ばれたことは、スマイルロボに対する大きな信頼の証といえるでしょう。社長の小倉崇氏もお気持ちを述べ、「新型コロナウイルス感染症の影響で、非対面化が求められている今、私たちのテクノロジーはそこに応えるものだ」と強調しています。
モバイルマニピュレーター型自動下膳ロボットの特徴
このロボットの特徴は、自律走行機能を持つアーム型である点です。これにより、飲食店ではお客様やスタッフがロボットと皿をやりとりする必要がなくなります。手間を省き、運営の効率を大幅に向上させることが期待されています。
資金の使途と開発加速
NEDOからの助成金および新たに調達した資金は、技術者の採用や製品開発に活用されます。具体的には、ロボットの製造費用や実証実験のための資金が充てられ、早期の市場投入を目指します。さらに、実証実験を通じて、開発のスピード感を持って進めています。
拡大する市場機会
富士経済が予測する2025年の業務・サービスロボット市場は、約4.6兆円に達する見込みです。この市場では、搬送ロボットの成長が特に著しく、シェアの拡大が期待されています。スマイルロボは、こうした市場のニーズに応えるべく、機能向上に取り組んでいます。
今後の展望と期待
同社は、飲食業界に留まらず、様々な業務分野への展開を視野に入れた開発を進めています。お客様との非対面化を果たし、安心・安全な飲食環境の提供に貢献することが目標です。ANRIのパートナー、鮫島昌弘氏も、「スマイルロボが引き起こすロボット革命」に期待を寄せています。
このように、スマイルロボティクスが手掛ける技術が、今後どのように飲食業界を変革していくのか、目が離せません。
会社情報
- 会社名
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スマイルロボティクス株式会社
- 住所
- 東京都文京区本郷3-40-11柏屋ビル南館2階
- 電話番号
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