公開買付計画発表
2021-04-02 21:57:54
スターウッド・キャピタル、インベスコを非公開化に向けた公開買付計画を発表
スターウッド・キャピタルがインベスコ・オフィス・ジェイリートに公開買付計画を発表
2021年4月2日、東京―― 企業投資の専門家であるスターウッド・キャピタル・グループが、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(証券コード3298)の全発行済投資口を取得する計画を発表しました。
取得計画の詳細
スターウッド・キャピタルが管理・運営する複数の投資ビークルが、2021年3月26日にインベスコ・オフィス・ジェイリートの約5.07%にあたる投資口を取得したと、関東財務局への報告によって明らかにしました。これにより、同社は公開買付けを通じてインベスコ・オフィス・ジェイリートの経営権を取得し、非公開化を目指すとのことです。
公開買付価格は1口あたり20,000円と設定されており、これについては2020年10月期のNAVが17,684円であることから、13.10%のプレミアムが付与されています。また、最近の終値や過去の平均値に対してもそれぞれ14.09%や23.71%のプレミアムが考慮されています。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響で生じたオフィス需要の変動を受けて、スターウッド・キャピタルは非上場化が今後の市場に対する柔軟性や活動性を向上させると考えています。非公開化された投資法人であれば、資本構造の最適化や賃貸契約の見直しなどに対してより積極的に取り組むことができるとしています。
スターウッド・キャピタルの展望
アジア不動産部門の責任者であるケビン・リーは、公開買付けによって投資家に対して魅力的な価値を提供するだけでなく、非上場のストラクチャーを通じて長期的な価値向上を図れると自信を示しました。また、日本の市場へのコミットメントを強調し、資産運用会社との対話を続ける意志を述べています。
スターウッド・キャピタルの歴史と実績
スターウッド・キャピタルは2001年に日本市場に参入し、その後、複数のファンドを通じて国内における幅広い資産に投資してきました。特に、病院、産業施設、集合住宅、オフィスなどへの投資が実を結び、累計取引額は約9億米ドルに達しています。2020年には地域統括拠点を香港から日本に移し、新しい市場戦略を打ち出しています。
このように、スターウッド・キャピタルは多くの地域で多様なアセットを構築しており、非上場化取引においても強い実績を誇ります。今後もアジア太平洋地域での拡大を視野に入れつつ、投資機会を追求し続けるでしょう。詳細については、同社の公式サイトで確認できる予定です。
会社情報
- 会社名
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Starwood Capital Japan KK
- 住所
- 東京都港区六本木6丁目15番1号六本木ヒルズけやき坂テラス4階
- 電話番号
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