生活協同組合パルシステム千葉は、2024年10月14日より新たに介護・医療食の宅配サービスを始めることを発表しました。これは、高齢者や体調に不安のある方々が、質の高い食事を自宅で手軽に楽しむための取り組みであり、さらに生涯にわたる食の楽しみを支援することを目的としています。
この介護・医療食は、利用者の健康状態に配慮しながら、咀嚼力やカロリー、塩分量を考慮したメニューを提供します。利用者は、7種類の異なるコースから自分の体調に合ったものを選択することができ、手作りの味を大切にした総菜を冷蔵で配送されます。これにより、食材本来の味わいを最大限に引き出すことが可能となっています。
製造を担当するのは株式会社大和で、同社は全国25の生協に商品を供給しています。大和は、昆布やかつおぶしなどのこだわりのだしを使い、栄養バランスを考えた料理を手作りしています。これによって、糖尿病や透析を受けている方々の健康を食事で支えることができるのです。
また、メニューでは、毎日の塩分やたんぱく質摂取量の目安が設けられ、利用者は自身の健康状態に応じた食事を選ぶことができます。食材の柔らかさも調整されており、咀嚼に不安のある方でも安心して食べられるよう配慮されています。
宅配は、毎週土曜日に冷蔵で行われ、1日2食、5日分の総菜が届きます。そのため、利用者は日付が表示された総菜を組み合わせて、手軽に食事の準備ができる仕組みです。
パルシステム千葉は2011年から夕食宅配をスタートし、2021年からは高齢者向けの制限食メニューも導入しています。また、2025年に千葉県内の高齢化率が30%を超える予測がある中、多様なニーズに応えるためのさらなるサービス展開が計画されています。
■「生協の介護食・医療食」概要
【申込】2024年10月14日(月)から受付開始(事前登録が必要)
【締切】初回注文は2024年10月23日(水)、以降毎週水曜日
【配送】初回配送は2024年11月2日(土)、以降は毎週土曜日に宅配業者が配送
【価格】5,040円~7,855円(税込)
【規格】朝夕または昼夕の1日2食5日分、合計10食
これからも、パルシステム千葉は高齢者に優しい食文化の発展に貢献し、地域の利用者に愛されるサービスを提供し続けることでしょう。食事を通じて、毎日をより豊かに過ごすための選択肢を広げるこのサービスに、ぜひ注目してみてください。