ゼノデータ・ラボの提携
2017-02-14 07:15:40

企業財務分析AIのゼノデータ・ラボ、三菱UFJ銀などとの資本提携を発表

ゼノデータ・ラボ、資本提携を結ぶ



企業・財務分析AIの開発を手がける株式会社ゼノデータ・ラボは、三菱東京UFJ銀行、帝国データバンクなどとの資本提携を発表しました。総額は6,000万円に上る第三者割当増資を実施し、事業及びプロダクト開発の強化を目指します。

ゼノデータ・ラボの成立と成長



ゼノデータ・ラボは2016年2月に設立。企業や財務情報の分析を迅速かつ低コストで提供することをミッションに掲げており、特に公認会計士や証券アナリストによる分析の自動化を目指しています。昨年のMUFG Fintechアクセラレータプログラムに採択されたことをきっかけに、8月のデモデイでグランプリを獲得しました。その後、各企業との資本提携を実現し、今後の成長に期待が寄せられています。

代表者の経歴



代表取締役社長の関洋二郎氏は、慶應義塾大学商学部在学中に公認会計士試験に合格。PwCあらた監査法人での経験を経て、2012年には株式会社ユーザベースに入社。アジア最大級のビジネスプラットフォームSPEEDAの事業開発部を担当し、市場環境調査やデータ分析に取り組みました。彼は2013年にはMVPに選出され、実績を残しました。

自社プロダクト「xenoFlash」



ゼノデータ・ラボは、主に個人投資家向けのxenoFlashを提供しています。このサービスは決算発表日に必要な情報のみを抽出しまとめたレポートで、高度な自然言語処理を駆使し、財務数値の背景説明を自動生成します。また、中小型株を含む全銘柄の情報を自動分析できる特性を持ち、今後は多くの上場企業に対応する予定です。

xenoFlashの具体的な特徴



1. AIによる数値結果の解説を提供。
2. 独自のPDF解析エンジンによる事業別分析情報を装備。
3.決算発表後、即座に配信可能なシステムを採用。
4. インフォグラフィックスを利用し、見やすさを追求。

xenoDigestの利便性



また、ゼノデータ・ラボはxenoDigestというプロダクトも提供しており、決算発表後に自動生成されたショートコメントや決算サマリーを提供します。このサービスは証券会社の分析コメントや経済媒体の速報作成を効率化することができます。

今後の展望



今後、ゼノデータ・ラボはこれらのプロダクトをさらに発展させ、金融機関との連携を強化することで、新しい市場価値を創造していく方針です。特に公認会計士による分析業務が変わる中、企業の意思決定に役立つ情報を迅速に提供する役割を果たすことが期待されています。また、AI技術の進化に伴い、財務分析の新たな可能性が広がることでしょう。

このように、ゼノデータ・ラボの躍進は、企業の財務分析業界に新たな風を吹き込むことが期待されており、今後の動向に注目が必要です。

会社情報

会社名
株式会社xenodata lab.
住所
東京都台東区東上野三丁目10番4号グローシア上野302
電話番号

トピックス(経済)

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