セキュアがAI監視を進化させる新サービス「SECURE AI BOX Lite」の販売開始

新たなセキュリティソリューションの登場

東京都新宿区に本社を置く株式会社セキュアが、AIによる行動検知・通知プラットフォーム「SECURE AI BOX Lite」の発売を2024年10月17日より開始することを発表しました。この新サービスは、先に発売された「SECURE AI BOX」の簡略版で、機能を絞ることで価格を半分に抑え、小規模事業者にも手が届くセキュリティソリューションを提供します。

「SECURE AI BOX Lite」の特長

1. エッジ処理によるAI解析

「SECURE AI BOX Lite」は、AIアルゴリズムによって人物や車両などのオブジェクトを高精度で検出する能力を持っています。商業施設や工場、建設現場、駐車場といった多様な現場でのニーズに応じた解析が可能です。このシステムは既存の監視カメラと連携することができ、さらに有料の追加ライセンスによって多様なアプリケーションを選択できます。

2. 具体的な活用シーン

- セキュリティ（建設現場・工場）: 指定エリアへの侵入を素早く検知し、管理者に通知することができます。これにより、作業員の安全を確保しつつ、警備の省人化も実現します。
- セーフティ（病院・介護施設）: 転倒や異常行動を早期に発見するため、AIがリアルタイムで映像を解析します。これにより、事故を未然に防ぐことが可能となります。
- マーケティング（商業施設）: AIを用いて店舗内の顧客動向を把握し、最も興味を持つ商品へのアプローチを強化します。滞留人数をカウントすることで顧客の関心や商品注目度を計測するツールとしても利用できます。

3. 無料提供の監視ビューアー

専用の監視ビューアーは、追加料金なしでパソコン上での確認が可能。直感的な操作性が特徴で、ユーザーが簡単に確認できるよう設計されています。

4. 柔軟な通知システムの構築

監視を行うエッジ処理とAI解析を組み合わせ、柔軟な通知方法の選択ができるため、事業者のニーズに合わせた最適なシステム構築が実現します。

今後の展開

セキュアは「SECURE AI BOX Lite」を通じて小規模事業者へのAI技術の導入を促進し、監視カメラの利用シーンを広げていく方針です。また、デジタル化が進む中、AIの活用を通じて防犯だけでなくビジネスに役立つソリューションの提供を目指します。今後はスマートシティやスマートビルディングの推進により、安心・安全な社会づくりに貢献していく所存です。