SEKIYA RESORTが描く未来への戦略
2023年7月12日、福岡市で開催されたマイナビ合同企業説明会において、株式会社SEKIYA RESORTの代表取締役、林太一郎氏が自社のビジョンを熱く語りました。この日は、128名の学生がブースに訪れ、将来の就職先としての関心を寄せる様子が見受けられました。
林氏は、現在の観光業界の現状を論じると共に、SEKIYA RESORTが目指す成長の軌道を描きました。「旅で世界と人を明るくする」という理念のもと、同社のビジョンがどのように実現されるかを具体的に紹介しました。
10年後に売上100億円を目指す
SEKIYA RESORTは、10年後に売上100億円規模の企業へと成長することを目指しています。その実現のために、2025年度には10名の新卒採用を予定しており、就職活動における学生の母数を1,000名規模にすることを目標としています。これは、着実な成長と優秀な人材の確保を両立させるための戦略の一環です。
同社は今後も、各地での採用活動を積極的に展開し、若手人材の受け入れを進めていく方針を示しています。このような積極的なアプローチは、観光業界の変革を目指す同社の姿勢を象徴しています。
インターンシップの新しい試み
さらに、SEKIYA RESORTでは、新たなインターンシッププログラムも実施しています。夏に行われるインターンの前半では、「究極の就活セミナー」を通じて、自分自身の「就活の軸」を明確にするためのフレームワークが提供されます。これにより、学生たちは自分に合った企業選びをより効果的に行うことが可能となります。
後半には、林氏自らが「社長セミナー」を開催し、観光・宿泊業界のトレンドとこれから求められる人材の具体像について熱く語ります。このセミナーは、学生が自分のキャリアを考える上で不可欠な一歩となることが期待されています。
プログラムへの参加者は、自らの“内なる指針”を手に入れるチャンスを得ることができます。これは、単なる職業選択の枠を超えて、持続可能で自分の価値観に合ったキャリアの形成を支援するものです。
会社の歴史と成長
SEKIYA RESORTは、別府で120年以上の歴史を持つ企業であり、林氏はその代表として先駆的なデザイナーズ旅館を導入しました。光陰矢の如し、入社時には行き詰まりを感じていた事業を、今では20倍以上に成長させることに成功しています。
現在、同社は別府市内で旅館・ホテルを3施設運営しており、その一つである「SEKIYA RESORT Galleria Midobaru」は、数々のデザイン賞を受賞し、高い評価を受けています。
今後のSEKIYA RESORTの展望は、業界の変革と共に、さらに多くの新しい挑戦を進めていくことになるでしょう。観光業界における成長を共に肌で感じ、若き人材たちと共に未来を切り拓いていく姿勢が、より一層期待されます。
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