原田毅士の受賞
2025-11-10 16:24:02

ラティス・テクノロジー原田さんが「現代の名工」に選出されるまでの軌跡とは

ラティス・テクノロジーの原田毅士が受賞



ラティス・テクノロジー株式会社(以下、ラティス)は、エグゼクティブフェローの原田毅士氏が令和7年度の「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれたことを発表しました。この表彰は、特に優れた技能を持ち、その技術を用いて産業の発展に寄与している人々を称えるものです。原田氏は「情報処理技術・通信技術の職業」部門において、ソフトウェア開発技術者として選出されました。

XVL技術の先駆者



原田氏の受賞の背景には、ラティスの独創的な3D軽量化技術「XVL」の開発があります。XVLは、従来の3D CADデータの膨大な量を1/100のサイズに圧縮し、情報を保持したまま軽量化する技術です。この技術により、製造業では、限られた人員しか扱えなかった3D CADデータが広く利用できるようになりました。これにより、多くの企業が生産プロセスの改革を実現し、3D技術によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に寄与しています。

現在、この技術は自動車や重工業など、さまざまな分野で利用されています。原田氏の先見の明と技術力が、製造業の生産性を向上させ、業界全体に影響を与えています。

教育者としての情熱



原田氏は、3D形状の処理においても高い技術を有し、アルゴリズムやコード解析を通じた教育に力を入れています。若手技術者への指導は、理論と実践の両面を重視したもので、彼の経験に基づいて行われています。日本の3D技術力を国際レベルに引き上げるための育成 effort(取り組み)は、彼の情熱によって支えられています。

「3D CADの研究が進むことで、設計部門の後工程でも利用される新たな市場を創造したい」と話す原田氏。そのビジョンを実現するための努力は、既に多くの企業に評価され、信頼を得ています。

今後の展望



ラティスは「Casual3D」をスローガンに掲げ、引き続き技術革新を追求します。大規模な3Dデータの軽量化や処理の高速化、クラウドやAIとの融合を進めて行く方針です。また、若手エンジニアの育成にも注力しており、日本発の技術「XVL」を世界に広めることを目指しています。製造業のグローバル展開を支援し、持続可能な産業の発展を目指します。

受賞コメント



原田氏は受賞に際して、「私の3D技術が評価され、このような名誉を受けることができて光栄です」と述べ、周囲への感謝の意を表明しました。これまでの経験を基に、技術の振興に携わる人々への感謝を忘れず、今後もさらなる挑戦を続ける意欲を示しました。

会社概要



ラティス・テクノロジー株式会社は1997年に設立され、「3Dで世界を変える」という理念のもと、超軽量3DデータフォーマットであるXVLを開発しています。この技術は自動車、航空機、エレクトロニクス等の主要製造業に採用され、DXを支援しています。これからも、3D技術「XVL」を通じて未来のものづくりを変革することを目指しています。

このように、原田毅士氏の受賞は、3D技術の発展に大きく寄与した彼の努力の結果であり、ラティス・テクノロジーが持つ革新性を示すものです。


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会社情報

会社名
ラティス・テクノロジー株式会社
住所
東京都新宿区津久戸町1−2あずさセンタービル4階
電話番号
03-3830-0333

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