Nexthinkとダイワボウ情報システムが新たな協力関係を構築
Nexthink S.A.がダイワボウ情報システム株式会社(DIS)とのパートナーシップを発表しました。この提携により、Nexthinkが開発した「Nexthink Infinity」が日本の市場に導入されることとなります。このプラットフォームは、世界中の1,500社以上で使用されており、2,500万以上のエンドポイントをサポートしています。
日本企業の生産性向上に貢献
日本経済は現在大きな課題、特に深刻な人手不足に直面しています。日本経済新聞と日本総合研究所による調査によれば、年間で16兆円の機会損失が発生しており、その額は過去5年で4倍に増加しています。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、社内の問い合わせが増え、それが担当者にとっては大きな負担となっています。
これまでITの問題に対処するには多大な時間とリソースが必要でした。ITサポートに関する問い合わせは複雑化し、担当者が人手不足に悩まされながらの対応が長期化し、未解決の問題も多発しています。このような状況の中、Nexthink Infinityは従業員のIT体験を改善し、生産性を向上させることを目的としたプラットフォームです。
Nexthink Infinityの主な機能
1.
リアルタイム可視化と自動診断
従業員のデジタルワークプレースで発生する問題を即座に把握し、AIを用いた原因分析や自動修正を実行します。
2.
AIによるインサイト提供
AI技術を活用し、従業員の行動やフィードバックを解析することで、潜在的な問題や改善策を見出します。これによりIT部門は、データに基づく意思決定が可能となり、迅速な対応が可能です。
3.
デジタルアダプションの促進
従業員が業務アプリケーションを効果的に活用できるようサポートするためのAI駆動型プラットフォームです。これにより、アプリの利用促進やトレーニング、サポートの負担も軽減されます。
DISとのシナジー効果
DISは、Nexthink Infinityを導入する前に企業のIT環境を分析し、課題を可視化する「Proof of Value(PoV)」サービスを提供します。これにより、ITトラブルの発生状況や対応時間を測定し、実際の導入効果を可視化することが可能となります。
導入後は、継続的な運用支援サービスを通じて、Nexthink Infinityの機能を活用し、ITの運用をプロアクティブに改善していきます。DISは全国に101の営業拠点を持ち、約19,000社の販売パートナーと連携しているため、大企業だけでなく地方自治体や中小企業へのサポートも行います。
企業リーダーの声
ダイワボウ情報システム株式会社の取締役、谷水茂樹は、「このパートナーシップを通じて、IT部門が抱える複雑さや人手不足の課題に対し、革新的な解決策を提供できることを期待しています」と述べ、Nexthink Infinityの活用によって従業員の生産性と満足度が飛躍的に向上することへの期待を示しています。
Nexthinkの日本法人、ジャパンプレジデントの萩野武志も、「日本のIT人材不足に対処するためには、限られたリソースで最大限の価値を生み出すことが急務です」と述べています。彼は、NexthinkとDISが手掛ける新しいデジタルワークプレイス変革に期待を寄せています。
結論
Nexthinkとダイワボウ情報システムのパートナーシップは、日本企業の生産性向上に寄与することが期待され、多くの企業がこのプラットフォームを活用して更なる発展を目指すことが予想されます。今後の展開に注目です。