GNホールディングスの挑戦
2023-06-13 13:30:02
GNホールディングスが設立した新会社mino-lioの挑戦と農業支援の未来
GNホールディングスの新会社mino-lio
最近、GNホールディングスが新会社「株式会社mino-lio」を設立しました。この新たな取り組みは、自動車業界での経験を生かして、農業の支援に向かっています。
GNグループの背景
GNグループは、自動車関連の様々な事業を展開しており、群馬日産自動車や日産プリンス群馬販売など多数の企業を傘下に持っています。これらの企業では、年間約440,000リットルものエンジンオイルが交換されており、多くの廃オイルが排出されています。これを活用し、新たなエネルギー源を創出するというのがmino-lioの目指す方向です。
mino-lioの目指すもの
mino-lioは、再生重油を活用したいちご農園の建設をスタートさせました。この事業は、エンジンオイルを再生することで得られた重油を、農業用ビニールハウスの暖房の燃料として使用することを目指しています。また、再生重油を安価かつ安定的に近隣の農家へ供給することで、農業の化石燃料を削減し、持続可能な経営を促進する狙いがあります。
社名の由来
「mino-lio」という社名は、「みのり(農り・実り)」と「lio(油の逆さ読み)」を組み合わせたものです。これは、農業の実りとともに再生オイルの意義を表すものです。
立ち上げの背景
近年、A重油の価格が高騰し、農業界は深刻な経済危機に直面しています。政府は温室効果ガスの削減を目指しており、再生重油は「省エネ法」によって非化石燃料とみなされ、その燃焼によるCO2排出も実質ゼロとカウントされます。このような背景の中、GNグループは廃オイルを利用した循環型社会の実現を目指し、新会社の設立に至ったのです。
今後の展開
今後、mino-lioは高崎市中尾町にいちご農園を建設し、カネコ種苗株式会社の協力のもと、水耕栽培による高効率の環境配慮型いちご栽培を実現させる予定です。また、再生重油の供給を通じて、農家の経営を支援し、持続可能な農業の確立を目指します。
代表者の言葉
代表取締役社長の天野洋一氏は、「GNグループは自動車整備の現場で習得した知識を生かし、廃油を代替エネルギーとして農業界の支援を行います。環境に優しく、経済的な選択肢となる再生重油の可能性を信じています」と語っています。
このように、GNホールディングスのmino-lioは、農業のサステナビリティを支える新たな一歩を踏み出しました。これからの展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
GNホールディングス株式会社
- 住所
- 群馬県前橋市城東町1-6-8
- 電話番号
-
027-231-2112