おてらおやつクラブシンポジウム、子ども貧困考える場を開催

おてらおやつクラブシンポジウム、子どもの貧困問題に迫る

認定NPO法人おてらおやつクラブが、12月4日東京・築地本願寺にて「全国行脚おてらおやつクラブと一緒に子どもの貧困について考えよう」というシンポジウムを開催する。このイベントは、2024年度の啓発事業の一環として行われ、全国各地で子どもの貧困問題について考える機会を提供することを目的としている。

シンポジウムでは、まずおてらおやつクラブの職員が、組織の活動内容や現在の子ども貧困問題の状況について紹介する。この活動は、食べ物が不足しがちなひとり親家庭への支援を通じて、社会全体で子どもの貧困を解決することを目指している。

続いて、食品ロス問題に取り組むジャーナリストの井出留美氏が講演を行う。井出氏は、食品ロスの現実と、その削減に向けた取り組みを発表し、その中で彼女が書いた『おてらおやつクラブ物語』の出版経緯についても触れる。当日は、参加者が著書を購入することも可能である。

また、舞台役者の浦上智照さんによる「声」冊子の朗読や、参加者同士が意見を交換できるグループディスカッションなども予定されている。このような多様なプログラムを通じて、参加者は子ども貧困問題についての理解を深め、具体的な解決策を模索することが期待される。

イベント詳細

- 日時: 2024年12月4日（水）18:00～20:30（開場17:00）

入場は無料であり、事前申し込みが推奨されている。参加希望者は、12月3日正午までに所定の申し込みフォームからの登録が必要だ。

- 場所: 築地本願寺講堂、東京都中央区築地3丁目15−1

アクセスについては築地本願寺のウェブサイトを参照し、公共交通機関での来場を推奨している。

おてらおやつクラブについて

おてらおやつクラブは、お寺の「おそなえ」を用いてひとり親家庭に食料移転を行うなど、子どもの貧困問題の解決を目指す団体である。彼らは、食材を支援するための活動を展開し、困っている家庭を具体的に支援している。

このシンポジウムを通じて、参加者は子どもたちの未来を考え、多くの人々に支援の輪を広げるきっかけにしてほしいと願う。子どもたちのため、そして未来を良くするための一歩を踏み出す機会として、多くの人々の参加が期待されている。