地産地醤プロジェクト
2021-07-08 10:00:08

地域活性化を目指す「ちば地産地醤プロジェクト」とは?

千葉県山武市に本社を構える大髙醤油株式会社は、創業から200年の歴史を持つ醤油メーカーです。このたび同社は、地域の特産物と独自の醤油を組み合わせた「ちば地産地醤プロジェクト」を立ち上げ、エシカル消費の推進に取り組んでいます。

このプロジェクトの背景には、千葉県が持つ豊かな農業資源があります。温暖な気候に恵まれる千葉は、スイカやネギ、日本なしなど多くの野菜や果物が生産されている「農業王国」として知られています。そして、東京都心からアクセスが良いこともあり、うまく活用すれば地元の食材をより多くの人々に届けられます。

しかし、地域には消費されずに廃棄される農作物も存在します。大髙醤油はこれを受けて、フードロスを少しでも減らすために、自が提供できるサービスや価値を再評価しようと考えました。そこで創業時からの経験とネットワークを活かし、千葉県の新鮮な食材を通じて、全国の消費者に魅力を伝えるべく「ちば地産地醤プロジェクト」を始めました。

このプロジェクトは、千葉県の新鮮な食材を活かしたオリジナル醤油を開発・販売することを目的としています。まず第一弾として、市原市にあるOMDアグリネットサービスと共同開発した「パクチーしょうゆ」が登場します。この醤油は、香りが強く風味豊かなパクチーをたっぷりと使用し、食材の魅力を余すことなく引き出しています。

パッケージデザインには市原市の観光名所、ぞうの国や、タイのパクチー文化を映し出す象を用いています。このユニークなデザインは、消費者の興味を引きつけ、製品への関心を高めることを狙っています。「パクチーしょうゆ」は2021年7月14日にクラウドファンディングで先行販売される予定で、詳細はプロジェクトの公式ホームページで公開されています。

今後、プロジェクトではさらに様々な地元食材とのコラボレーション醤油を計画しています。道の駅や全国のスーパーマーケットでの販売、さらにはふるさと納税の返礼品への登録も視野に入れています。また、地元農家や食品加工業者との連携も積極的に進めており、協力を求めています。このプロジェクトを通じて千葉県の魅力を全国に広げることを目指しています。

大髙醤油は、1804年に創業し、現在で5代目を迎える醤油メーカーです。OEM生産やプライベートブランドの商品開発にも対応しており、多様なニーズに応える製品を提供しています。

この「ちば地産地醤プロジェクト」は単なる商品開発にとどまらず、地域の農産物を生かして持続可能な社会を実現するための取り組みでもあります。地元の食材を通じて、消費者に地域の魅力を再認識してもらう機会になることでしょう。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
大髙醤油株式会社
住所
千葉県山武市富田540千葉県山武市富田540
電話番号
0475-82-5581

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。