衛星データ講座
2019-11-20 14:00:36

さくらインターネットが開催する衛星データ活用の技術者養成講座「Tellus Satellite Boot Camp」

最近、さくらインターネットが衛星データを活用した技術者養成講座「Tellus Satellite Boot Camp」を開催しました。この講座の目的は、衛星データプラットフォーム「Tellus」を通じて新たなビジネスの創出やイノベーションを目指すことです。講座の初日は、さくらインターネットの菅谷智洋氏が「Tellus」についての解説を行い、衛星データと地上データの組み合わせによる新たな価値創造の可能性を強調しました。彼は、参加者に対し積極的にTellusを利用してもらい、意見を寄せてほしいと呼びかけました。

続いて、RESTECの道下亮氏が衛星データの基礎について講義を行いました。リモートセンシング技術の基礎を理解し、衛星データがどのように収集されるかの仕組みを学びました。また、衛星に取り付けられたセンサーが電磁波を利用して物体を観測する方法や、土壌や水質データの具体的な分析方法についても詳しく説明がありました。

2日目の講義では、機械学習を用いた衛星データの解析方法に焦点を当て、RESTECの道下氏はこの分野における機械学習の重要性を解説しました。彼は、昨今のデータ利用コストの削減とプラットフォーマーの登場が、衛星データの利活用にどう寄与しているかを説明しました。特に、Tellusのようなプラットフォームが若手技術者にチャンスを与えているという点を強調しました。

この講座は、実践的なデータ利用を重視しており、レクチャーの合間にハンズオン演習を取り入れています。参加者はTellusのデータを用いて実際に物体検出などの演習を行い、機械学習の基礎的なアルゴリズムに挑戦しました。講師からは、物体検出を行うためのタスクや流れについての講義があり、実際にコンペティション形式での演習を経験したことが非常に有益であったとの声も多く聞かれました。

受講者の中には、衛星データが未知の領域であったため、初めての体験であったとする方々が多く、今回の2日間の講座を経て、自分のビジネスにどう取り入れられるかのインスピレーションを得たと話す方もいらっしゃいました。また、学んだスキルが将来のキャリアに繋がると期待する声もありました。

さくらインターネットは、本講座を盛り上げるためにさらなる研修イベントを計画中で、次回は大阪での開催が予定されています。このような取り組みが、衛星データの普及とそのビジネス利用の拡大に繋がることが期待されます。

会社情報

会社名
さくらインターネット株式会社
住所
大阪市北区梅田1丁目12番12号東京建物梅田ビル11階
電話番号

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