NE株式会社が新たな一歩、「NEXT ENGINE AI」のオープンβテスト開始
神奈川県横浜市に本拠を置くNE株式会社は、本日、EC事業者のバックヤード業務を完全自動化するAIエージェント「NEXT ENGINE AI」のオープンβテストをスタートしました。この新しいアプリは、自然な対話を通じて「やりたいこと」を実行できる機能を提供します。既存のSaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」に新しい対話機能を加えることで、EC業務の自動化をさらに推進することが期待されています。
EC運営の現状と課題
EC市場は急速に拡大していますが、その一方で運営における選択肢がますます多様化・複雑化しています。受注処理や在庫管理、出荷手配といった重要な業務はシステム化が進んでいるものの、依然として手作業や人の判断を必要とする場面が多く残っています。この“最後の壁”を取り除くことが、EC事業者が本来の力を発揮するために不可欠な取り組みです。
開発の背景
NEはこれまでも、EC事業者の運用効率を高めるための業務一元管理に力を入れてきました。しかし、業務現場では「人の手が必要な操作」や「細かな調整」に課題が残ります。このため「NEXT ENGINE AI」は、AIとの会話を通じてシステム操作をサポートする新しいインターフェースを開発しました。このアプローチにより、受注検索や伝票更新といった業務が、自然言語で簡単に指示できるようになります。このプロセスでは、従来のUI操作に対する習熟が不要になるため、日々の業務をより速く、スムーズに行えるようになるでしょう。
NEはこの試みを、「作業を代行するAI」から「戦略を共に描くAI」への進化の一歩として位置づけています。
NEXT ENGINE AIが描く未来
「NEXT ENGINE AI」は、EC事業者のバックヤード業務を完全自動化し、お客様の戦略的成長を支えるAIエージェントを目指します。オープンβ版では、以下の機能が提供されます。
- - 対話型操作(2025年10月17日より開始):ユーザーは「受注を検索して」や「伝票を更新して」といった自然言語で指示を出すことで、AIが自動的に操作を代行します。
この機能により、操作画面を操作する必要もなく、導入後すぐに業務が効率的に進められるメリットを感じられるでしょう。
現段階では、AIが自動で設定を変更したり、意思決定を行うことはありませんが、今後のバージョンアップで業務パターンや意図を学習し、最適な設定提案や自律的な処理判断が可能になる見込みです。最終的には、AIがバックエンド業務を完全に自律的に処理することを目指します。
オープンβモニターの募集について
NEでは、正式リリースに向けた検証作業の一環として、オープンβモニターを募集します。EC事業者様は、実業務環境での利用体験を通じて、サービスの進化に直接関与できます。
- - 募集数:応募の中から30社程度
- - 応募方法:指定のリンクよりお申込み
- - 正リリース予定:モニター期間を経て、約2ヶ月以内を想定
今後の展望
NEは、AIの進化によりユーザーインターフェースが根本から変革される未来を見据えています。「NEXT ENGINE AI」は、その初めの一歩です。AIとのスムーズな対話を実現することで、受注や出荷業務が迅速に行えるようになり、事業者はリアルタイムで必要な情報を可視化できます。
これにより、EC事業者は時間と労力を新たな価値創造や顧客満足度向上に集中できるようになります。これは、単なる業務効率化を超え、コマースそのものの進化を意味します。AIが業務を担い、人は創造的挑戦に専念できる未来がNEの目指す道です。パーパスである「コマースに熱狂を。」を実現するため、NEはEC事業者と共に歩み続けます。
ネクストエンジン 概要
ネクストエンジンは、EC事業者向けのクラウド型ECプラットフォームです。ネットショップの運営に必要な機能を一元管理し、効率的な運営を支援します。
- - 受注、在庫、商品情報の一元管理
- - 対応可能なモール数は業界最大級の50以上
- - 柔軟な機能拡張が可能なネクストエンジンアプリ
- - 現在の契約社数:6,640社(2025年7月31日現在)
NE株式会社は、今後もEC事業者の成長を継続的にサポートし、サービスの向上に取り組んでまいります。
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