地域と歩む酒づくり - 萩原酒造の誇り
茨城県境町に位置する萩原酒造は、安政2年(1855年)創業以来、地元の水と米にこだわり、手作りで日本酒を醸造しています。専務の萩原康久が率いる酒蔵は、170年という長い歴史を誇りながらも、常に新しい挑戦を続けています。
ダブル受賞 - 国内外での高評価
最近、萩原酒造は「SAKE COMPETITION 2025」と「KURA MASTER 2025」で、W受賞を果たしました。これは地元の酒造好適米「ひたち錦」を使用した「徳正宗 純米吟醸 ひたち錦」が銀賞、そして、山廃仕込みの「萩原 山廃 純米」が金賞を受賞した結果です。
「徳正宗 純米吟醸 ひたち錦」は、深い旨味と爽やかな口当たりが特徴で、50%まで精米されたこだわりの一本です。地元米をふんだんに使い、飲み飽きない味わいを実現しています。
一方、「萩原 山廃 純米」は、伝統的な山廃仕込みの手法で醸され、そのバランスの良い酸味と旨味が高く評価されました。ニューヨークの三ツ星レストランでも取り扱われ、名声を獲得しています。
170年の伝統を引き継ぎ、新たな挑戦へ
2025年春には創業170周年を迎える萩原酒造は、さらなる成長を目指し、ブランド「萩原」のリニューアルを進めています。「地域とつながり、世界へ羽ばたく酒蔵」を理念に、新たな酒造りを本格始動させる予定です。W受賞は、未来への第一歩として大きな意義を持ちます。
地域との絆を大切に
萩原酒造が大切にしているのは、酒を通じて地域とのつながりを深めることです。地元の人々とともに歩むことによって、酒造りに物語を紡いでいく姿勢は、他の酒蔵とは一線を画しています。地元で育まれた酒を世界に広めることを目指し、萩原酒造はこれからも挑戦を続けます。
その活動には未来への希望も含まれており、地域の誇りを胸に、萩原酒造から新たな日本酒の魅力が発信されることでしょう。
萩原酒造について
安政2年に創業した萩原酒造は、今もなお手作りの酒造りを守り続けています。現専務は七代目の萩原康久で、今後も地域に密着した醸造を行う方針です。2024年には茨城県が認定する「常陸杜氏」の資格を取得し、さらなる高みを目指しています。
現代の暮らしに寄り添った日本酒のあり方を模索しつつ、地域と未来にひらかれた酒蔵としての姿を維持し続けることが、萩原酒造の使命です。
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お問い合わせ先
萩原酒造 株式会社
〒306-0433
茨城県猿島郡境町565-1
電話:0280-87-0746
営業時間:9時~16時30分(昼休憩:12時〜13時)
定休日:土曜・日曜・祝日(夏季)、第2・第3土曜・日曜・祝日(冬季)
公式サイト:
https://www.tokumasamune.com/