ダイナム決算発表
2025-05-26 18:17:24

ダイナムジャパンホールディングスの2025年3月期決算発表 - 減収増益の背景と今後の展望

株式会社ダイナムジャパンホールディングス(本社:東京都荒川区、取締役会議長:保坂 明)は、2025年3月期の連結決算を発表しました。当期の営業収入は126,076百万円で前期比96.7%、営業利益は10,972百万円で前期比122.1%、当期利益は4,019百万円で前年同期比118.7%となっており、減収でありながらも増益を達成しています。

業界全体の動向


パチンコホール業界は近年、参加人口がほぼ維持されているものの、店舗数は減少傾向にあります。これはスマート遊技機や新紙幣対応に伴う設備投資の増加が影響しています。特に大手企業は出店エリアを拡大し、中小企業は出店エリアの集約を進めており、店舗の買収も活発化しています。2022年11月から導入されているスマートパチスロは複数のヒット機種を生み出し、パチスロ機の設置比率も高まりつつあります。

ダイナムの戦略


このような業界の現状を踏まえ、ダイナムグループはパチンコ機の減台とパチスロ機の増台を中心に115店舗でのリニューアルを実施しました。特に、業界の平均に比べて低い設置比率の改善を目指し、競争力の強化と顧客の支持を得る施策を継続していきます。

さらに、ダイナムが重点的に取り組んでいるプライベートブランド機(PB機)の開発では、2024年11月に新筐体シリーズの第一弾として2,000台を導入しました。これらのPB機は全面液晶仕様で、基板の交換によって新たな遊技機への入替が可能です。これにより、部材コストの削減や環境負荷の軽減も期待されています。

航空機リース事業と新たな挑戦


航空機リース事業においては、当年度には新たな納入機はなく、保有機数は10機という状況です。しかし、日本の投資家向けに新たに営業拠点を設立し、航空機リースの販売や機体管理サービスを拡充する方針です。これにより、今後の事業拡大を図っていくとのことです。

株主への還元施策


さらに、株主還元に関しても注目すべき点があります。期末配当は1株当たり2円50銭と定められ、株主への還元意識が強いことが伺えます。

今後の展望


ダイナムジャパンホールディングスの2025年3月期の決算は、香港証券取引所及び同社のウェブサイトにて英語及び中国語で公開されています。これらの情報は日本国内の株主や投資家にとっても重要な参考となるでしょう。正式な決算報告は英語版及び中国語版が発行されるため、詳細な情報を得るにはこれらの文書を参照することが推奨されます。

ダイナムは「信頼と夢を育む百年の挑戦」という企業理念を掲げ、全国にパチンコホールを展開する企業として、今後の成長が期待されます。持株会社としても、関連会社を保有しながら、さらなる事業展開を目指していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ダイナム
住所
東京都荒川区西日暮里2-27-5
電話番号
03-3807-8111

トピックス(経済)

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