科学の面白さを体験する『S テックコース』
科学技術が日々進化する現代、子どもたちは様々な便利なものを享受しています。しかし、その一方で自らが科学に触れたり、その技術を使って物を生み出す機会は乏しいのが現実です。このような環境の中で、サイエンス倶楽部は新しい試みとして「S テックコース」を開講することになりました。このコースは、ものづくりを通じて科学の楽しさを実感し、子どもたちの好奇心や創造力を養うことを目的としています。
コースの目的と内容
『S テックコース』は、ただ単に科学を学ぶだけではなく、実際に手を動かしてものを作ることに重点を置いています。対象は小学4年生で、2014年10月から2015年3月までの期間に行われ、月に1度のペースでさまざまなテーマを設定して実施されます。コースのテーマにはエネルギー、環境、物理、化学、生物などがあり、毎回のセッションで子どもたちが実際に研究し、体験する内容が盛り込まれています。
2014年度のカリキュラム
光の明暗に反応する『光センサ』を用いて、子どもたちは自ら制御できるマシンを製作します。この過程で電子部品の仕組みや働きについて学び、楽しく試行錯誤をします。
日常的な物体や薬品をミックスして、冷却剤や発熱剤を作製する体験を通じて、温度変化の背後にある化学反応を学びます。子どもたちに身近な科学の面白さを伝える重要なセッションです。
様々な要因を調整しながら、自分史上最高の『2極モーター』を創造します。この過程で電磁石の基本原理にも親しむことができます。
AM電波の受信に挑戦しながら、創意工夫でアンテナを設計します。受信した電波がどのように音声に変わるかを体験し、通信のメカニズムを学びます。
トリの頭部に焦点を当て、『頭骨標本』を制作します。実際に手を動かして、頭骨の構造について学び、科学的な知識を深めるセッションです。
元祖顕微鏡を作る最後のセッションでは、異なるレンズを使用して見え方の違いを実感します。光やレンズの性質について、実体験として理解を深めることができるでしょう。
コースへの参加方法
『S テックコース』の参加希望者は、サイエンス倶楽部に直接問い合わせることができます。コースが初めての子どもたちにとって、科学への興味と探求心を育んでくれる貴重な体験となるでしょう。この活動を通して、未来の科学者たちの誕生が待ち遠しいですね。
お問い合わせ先
本コースに関する詳細は、株式会社サイエンス倶楽部の公式サイトまたは下記の連絡先から確認できます。