ハコベルサポーターズプログラムと昭和リースの提携
軽貨物ドライバー向けの従量課金型短期リースサービスが、昭和リース株式会社とハコベル株式会社の提携によりスタートします。この新しいサービスは、2024年8月28日からハコベルの会員に提供を開始します。ドライバーの方々にとって、車両の購入や維持管理にかかる手間を大幅に軽減できる重要な取り組みです。
提携の背景と目的
EC市場の拡大と宅配ニーズの増加に伴い、軽貨物ドライバーの確保が急務となっています。しかし、軽貨物事業に必要な車両の調達や維持管理には手間が掛かり、多くの新規参入者が敬遠していました。これに対し、昭和リースはリース事業の専門性を生かし、面倒な管理業務をパッケージ化することで、軽貨物事業を始めやすくすることを目指しています。
どんなサービスが提供されるのか?
提供される軽バンのリースは、1ヶ月単位の利用が可能で、解約金や違約金が発生しないため、新規開業やトライアル運用に最適です。この柔軟な利用方式によって、ドライバーの方々は必要な際に車両を簡単に利用でき、気軽に実験を行うことができます。
さらに、現在ご利用中の車両を入れ替えたい場合にも、保険や車検、メンテナンスがサービスに含まれています。また、増車の申請業務や契約の際に必要な手続きも代行可能で、利用者の負担を減らします。
現在、ハコベル会員様限定で初回のリース料から2,200円(税込)の割引キャンペーンも実施中です。この提携により、コストを抑えた上で業務開始のサポートが受けられるのは、ドライバーや運送事業者にとって大きなメリットです。
昭和リースの想い
昭和リースのモビリティビジネス部長、加藤貴司氏は、「宅配需要が高まる中、軽貨物ドライバーの確保は大きな社会課題である」と述べ、彼らの生活をサポートすることの重要性を強調しました。また、軽自動車に対する規制緩和が進む中で、多くの新規ドライバーが参入することが予想されるため、こうしたサポートがますます必要とされています。
ハコベルの取り組み
一方、ハコベルの代表取締役社長である狭間健志氏は、「ドライバーの不足が『ものが運べなくなる』という問題に直結するため、業界全体の環境を良くすることが未だに重要である」と語りました。軽貨物運送業を考えている新たな方々に対し、リース契約を通じて支援を行い、事業運営のハードルを下げることは、双方にとっての契約による利益を生み出すものです。
まとめ
この提携により、昭和リースとハコベルは、運送業界の現状に立ち向かう新たな試みを始めます。軽貨物ドライバーの事業運営をサポートし、より良い物流環境を創出することを目指して共に歩んでいく姿勢が見て取れます。今後の両社の取り組みに期待が寄せられています。