石垣市で自動運転実験
2024-11-11 18:49:25

石垣市で自動運転EVバスの実証実験開始!地域活性化と観光客向け交通網整備へ

石垣市で自動運転EVバスの実証実験開始!地域活性化と観光客向け交通網整備へ



沖縄県石垣市は、自動運転技術を活用した地域活性化に向けた取り組みを加速させています。2024年11月12日から16日にかけて、自動運転EVバスによる実証実験が実施される予定です。このプロジェクトは、石垣市、NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、東運輸、そして自動運転EVバスの提供を行うマクニカの5者で構成されるコンソーシアムによって進められています。

背景:深刻化する地域交通の課題と観光客増加



少子高齢化による労働力不足や2024年問題など、地域交通の維持は深刻な課題となっています。石垣市においても、人口減少や観光客増加による交通需要の変化など、地域社会の活性化に向けた課題に直面しています。

これらの課題解決策として、自動運転技術は大きな期待を集めています。今回の実証実験では、地域住民向けの持続可能な交通手段の維持と、観光客向けの二次交通手段の拡充という2つの目標を掲げ、自動運転レベル4の実現に向けた取り組みが本格化します。

実証実験の内容:安全性の検証とデータ取得



今回の実証実験では、自動運転レベル4による通年運行の実現に向けて、以下の3つの調査が行われます。

1. 実証走行ルート上での自動運転モビリティの走行実証:公道での走行実験を通して、自動運転の安全性を検証します。また、リスク分析を実施することで、走行ルート上の危険箇所を特定し、安全対策を講じます。
2. 高精度センサーでのデータ取得と高精度3Dマップの作成: 周囲の物体との位置関係を正確に判断するために、高精度センサーによるデータを取得し、高精度3Dマップを作成します。
3. 道路交通法や地域住民の要望を踏まえたルート情報の作成: 道路交通法に準拠し、地域住民の意見を反映した走行ルート情報を策定します。

実証期間と場所:石垣島の観光地を巡る走行



実証実験は、2024年11月12日(火)から11月16日(金)までの5日間、石垣市内で行われます。走行ルートは、ユーグレナ石垣港離島ターミナルから南ぬ浜町緑地公園、石垣港新港地区旅客船ターミナル間を結ぶ予定です。実験には、マクニカが提供する新型EVバス車両「NAVYA EVO」が使用されます。この車両はレベル2自動運転システムに対応しており、乗車定員12人(実証実験時は10人、乗客数は運転手・保安員を除く8人)、最高速度19km/h、最大走行距離100kmを誇ります。

各者の役割:連携と協力で地域課題解決へ



5者はそれぞれが持つ専門知識と技術を活かし、連携して事業を推進します。

石垣市: 事業全体の運営、関係者との調整、地域住民や観光客へのヒアリング調査などを行います。
NTT西日本: 調査事業の統括とプロジェクトマネジメントを担います。
NTTビジネスソリューションズ: 自動運転導入エンジニアリング、走行ルート調査などを行います。
東運輸株式会社: 車両走行の遠隔監視、安全点検、停車・駐車・充電エリアの提供などを行います。
* マクニカ: 自動運転導入エンジニアリング(車両)およびサポート、走行ルートにおけるリスクアセスメント、自動運転EVバスのオペレーター手配などを行います。

今後の展望:2028年度の自動運転サービス社会実装へ



5者は今回の実証実験で得られた知見を基に、2028年度の自動運転サービス(レベル4)社会実装を目指し、更なる実証調査を継続していきます。自動運転サービスの提供に必要な運行体制の構築など、課題解決に向けて積極的に取り組むことで、石垣市に点在する観光地間を結ぶ次世代の公共交通機関網を整備し、地域住民と観光客双方にとって安全で快適な移動手段を提供していくことを目指しています。

石垣市の自動運転技術活用は、地域活性化への新たな可能性を示す取り組みとして注目されています。




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会社情報

会社名
株式会社マクニカ
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