JVCが誇る新たなプロジェクターが受賞
株式会社JVCケンウッドは、名高いデザインアワード「iF DESIGN AWARD 2025」で最新プロジェクター「DLA-NZ700」と「DLA-NZ500」がプロダクト分野において栄誉を手にしました。この受賞は、同社が海外市場向けに展開するD-ILA技術を活かした最上級モデルの認知が高まることを示しています。
受賞製品の概要
「DLA-NZ700」と「DLA-NZ500」は、ネイティブ4Kに対応するプロジェクターであり、現在市場で最も小型のサイズを誇ります。このプロジェクターは、従来版から光学ユニットやレンズ、回路基板といった設計を一新し、コンパクトさと高機能を両立させています。新たに設計された大口径80mmのフル電動4Kレンズを搭載することで、広範囲のシフトが可能となり、さらに短焦点化も果たしました。
高解像度での映像再現が可能なだけでなく、設置の自由度も大いに高まったことが特徴です。また、JVCの独自技術であるレーザー光源「BLU-Escent」を採用し、「DLA-NZ700」では最大2300lmの明るさ、「DLA-NZ500」では2000lmを実現。どちらも約20,000時間の寿命を誇る光源を備えています。
加えて「DLA-NZ700」には、第三世代のD-ILAデバイスを導入し、驚異的なコントラスト比80,000:1を提供。これにより、より一層深い黒を表現し、ユーザーに対してより迫力のある視覚体験を提供します。
デザインの理念
受賞に際し、デザイン面でも注目を集めています。ホームシアタープロジェクターは、ユーザーの生活様式や設置環境に合うよう、柔軟性が求められます。そのため、設置がしやすいコンパクト化と機能的な美しさを両立させることが大切です。
このプロジェクターの前後はラウンド形状で設計されており、前方のデザインは吸気を意識し、後方は熱の排出に配慮したデザインとなっています。このシンメトリーデザインは、空間に圧迫感を与えず、視覚的な美しさをもたらします。シンプルさと機能性が随所に散りばめられ、長く愛されるデザインとなっています。
iF DESIGN AWARDについて
「iF DESIGN AWARD」は、1954年から続く歴史あるデザイン賞であり、世界中のデザインに対する評価を行っています。プロダクト、パッケージ、コミュニケーション、建築など、様々な分野から応募があり、厳正なる審査を経て受賞作品が選ばれます。2025年度では、66の国と地域から約11,000点もの作品がエントリーされた中での栄誉となります。
この受賞は、JVCがデザインのみならず、技術革新においても世界的な評価を得ていることを意味します。今後の製品展開にも期待が高まるばかりです。受賞作品の詳細やJVCの最新情報は、公式サイトでご確認ください。