AI時代の企業に必要な「人間的基盤」とは?
2026年1月26日、東京都京橋の東京コンベンションホールにおいて、株式会社イマジナのセミナー「経営者のためのインナーブランディングセミナー:根本教育の必要性と実践」が行われました。本セミナーには、組織変革を目指す経営者や人事責任者が多数参加し、今の企業が直面する核心的な問題について深く考察しました。
なぜ組織は崩壊するのか?
関野吉記社長は、現代企業が抱える「静かなる危機」について語りました。その要因は「スキル教育」のみに依存した人材育成の限界にあります。数多くの企業が直面している問題として、優秀な若手人材の離職や、研修の効果が現場に反映されないことが挙げられます。AI技術の進化と共に、業務スキルがコモディティ化しつつあるため、企業の競争力を維持するためには、社員一人ひとりが企業の理念に共感し、自律的に働けるような「人間的基盤」が必要です。
「破壊者」の存在
講演中、関野社長は人材を「能力(スキル)」と「共感(理念への理解)」という2つの軸で分類しました。最も危険なのは、能力は高いが企業理念に共感していない「破壊者」です。彼らは、冷笑的な態度で他の社員のモチベーションを削ぎ、組織全体を腐敗させるリスク因子となります。この問題に対処しない限り、多くの企業は離職の連鎖に陥るでしょう。
根本教育の重要性
イマジナが提唱する「根本教育」では、技術やスキルの「枝葉」だけではなく、価値観や理念といった「根」を育てることが強調されました。どんなに高度なスキルを持っていても、その技術が「根」に支えられていなければ、企業は長期的には成功を収めることは難しいのです。
感情に訴えるアプローチ
セミナーの後半では、イマジナが実践しているプログラムの一部が紹介され、感情に訴えるストーリーテリングの手法を通じて、参加者のマインドセットの変革を促す仕組みが明らかにされました。論理だけではなく、参加者自身が「やらされ仕事」を「自分の仕事」とし、自発的に動くための具体的な方法が解説されました。
参加者からの反響
参加者からは、「組織の違和感の根本が分かった」といった声が上がり、組織内の「共通言語」の欠如が問題の一因であると痛感したといいます。このセミナーを通じて、イマジナは今後も「教育こそが日本の未来を創る」という理念の下、全国で多様なセミナーを展開し、地域創生プロジェクトを通じて広く影響を与えていく意向を示しました。
登壇者プロフィール
関野吉記(Yoshiki Sekino)は、株式会社イマジナの代表取締役社長です。15歳で単身アメリカに渡り、26歳でニューヨークにてイマジナを設立しました。組織の内面的な強さが「インナーブランディング」にあると見抜き、日本企業向けの体系化に成功。これまで3,000社以上に対するコンサルティング実績を持ち、著書『共感価値の設計図』なども多数出版しています。
開催概要
- - 日時:2026年1月26日(月)10:00~11:30
- - 会場:東京コンベンションホール(京橋)
- - 参加費:無料(事前登録制)
- - 主催:株式会社イマジナ
今後も、根本教育を通じて新たな企業文化の構築と人材育成を進め、持続可能な社会づくりを目指していきます。