卫星データと不動産の融合
株式会社WHERE(本社:東京都文京区)と株式会社スペースシフト(本社:東京都千代田区)は、巨大なオフマーケットを持つ不動産領域において新たなソリューションを展開するため、MOUを締結したことを発表しました。本連携により、人工衛星からのデータを活用した不動産情報の高度な分析が実現されます。
不動産市場の潜在力
WHEREは、不動産市場の潜在的なオフマーケット規模が約10京円相当であると考えています。この巨大な市場にアクセスするため、地権者とつながる不動産AIツール『WHERE』を開発し進めています。このツールが機能するためには、宇宙からの視点、すなわち人工衛星データが欠かせないと位置づけています。
衛星データ事業者との連携
不動産業界でのニーズの多様化を受け、WHEREは衛星データを専門とする事業者との連携を進めてきました。スペースシフトは、地球観測データに基づく解析技術を持ち、これを地域の農業や都市開発、さらには災害状況のモニタリングに活かしています。今回の連携によって、不動産情報と衛星データを組み合わせた新しい価値の創出が期待されます。
SateBizプログラムへの参加
さらに、WHEREはスペースシフトが運営する「SateBiz」という事業共創プログラムにも参画します。このプログラムには、様々な分野から約70社が加入しており、衛星データの民間利用を推進しています。WHEREの参加により、他の参加企業との協力が進み、新たなビジネスモデルの創出が見込まれます。
株式会社WHEREの詳細
WHEREは、JAXA発のスタートアップ企業として「宇宙から地球の不動産市場を変える」というビジョンを掲げています。中でも、創業者である阿久津岳生は、これまでに8つの不動産関連企業の設立に関与してきました。衛星データとAIを活用して不動産探索を行うAIツール『WHERE』の開発に注力しており、これにより不動産の評価や管理の一貫した支援が可能となります。
株式会社スペースシフトについて
一方、株式会社スペースシフトは2009年に設立され、地球観測衛星から収集したデータをAIにより解析し様々な分野への応用を行っています。防災や農業モニタリング、環境保全といった幅広い用途で、持続可能な社会の実現に向けて貢献しています。
未来への展望
2社の連携によって、不動産業界での新しい可能性が開かれることが期待されており、宇宙データを利用したビジネスの拡大とともに、不動産市場の変革がもたらされるでしょう。衛星データの持つ力が如何にして不動産業界に影響を与えるのか、今後の進展から目が離せません。