ロジスクエア鳥栖Ⅱ着工
2025-10-06 11:43:27

新たな物流拠点「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」着工、九州全域を網羅する物流戦略

新たな物流拠点「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」着工



佐賀県鳥栖市に、物流大手株式会社シーアールイーと福岡地所株式会社の共同事業により、新たな物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」が着工されました。このプロジェクトの地鎮祭は2025年9月29日に開催され、正式に工事が開始されたのは10月1日です。竣工は2026年9月末を予定しており、九州地区の物流を変革する重要な拠点となることが期待されています。

開発地の優位性


「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」が位置するのは、鳥栖商工団地内で、周囲には倉庫や工場が集積している24時間操業が可能なエリアです。九州自動車道の小郡鳥栖南スマートインターチェンジから約2㎞、長崎自動車道の鳥栖インターチェンジからは約5㎞で、交通の要所としての利便性に優れています。また、鳥栖ジャンクションにも近接しているため、九州全域をカバーする広域物流拠点としての機能も果たします。

近くにはJR貨物の「鳥栖貨物ターミナル」があり、鉄道貨物輸送の利用も容易で、持続可能な物流システムに対応可能です。加えて、JR鹿児島本線「鳥栖」駅からは徒歩約9分という好立地は、従業員にとっても通勤の利便性が高い環境を提供します。

施設設計と機能


施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、地上2階建てで延べ面積は約36,575㎡(約11,064坪)。マスタープランには、東西両面にトラックバースを配置し、大型車が同時に40台付近に接車可能な設計がされており、効率的な入出庫を実現する構造となっています。また、ドライバーの負担を軽減するための待機スペースも設けられています。

倉庫の基本スペックとして、外壁は金属断熱サンドイッチパネルで、床荷重は1.5t/㎡以上であり、有効高さは6m以上確保される計画です。照明は平均300ルクスとなるよう設計され、荷物用エレベーターや垂直搬送機など、運用効率を高める設備が導入されます。

テナント区画は最大4分割が可能で、最小でも約2,430坪からの利用が見込まれています。これにより、将来的な業務の変化にも対応できる汎用性を持っています。

環境への配慮


新施設は環境問題にも配慮した設計がなされ、全館LED照明や節水型衛生器具、人感センサーを採用します。また、BELS評価やCASBEE-建築(新築)を取得する計画で、持続可能なエネルギーシステムとして太陽発電パネルの設置も想定されています。

企業戦略


株式会社シーアールイーは、物流不動産業界をリードする企業であり、今回の「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」プロジェクトもその一環です。物流不動産の開発や賃貸、管理業務に精力的に取り組んでおり、クライアントのニーズに応える柔軟な施設設計が特徴です。今後も多様なテナントニーズに応じた施設を開発し、地域経済の発展に寄与していく姿勢を堅持しています。

結論


「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、九州地区の物流を支える重要な拠点として立ち上がります。この新施設の稼働により、効率的で持続可能な物流の構築が進められることが期待されており、今後の展開が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社シーアールイー
住所
東京都港区虎ノ門2-10-1虎ノ門ツインビルディング 東棟19階
電話番号
03-5572-6600

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