パーキンソン病啓発の日、仮装で笑顔を広げるPDハロウィ～ンフェス2025

パーキンソン病啓発イベント「PDハロウィ～ンフェス2025」のご案内

パーキンソン病支援のために活動するNPO法人コントロールPDは、パーキンソン病の当事者や家族、一般参加者が仮装を通じて交流し、早期受診の重要性を伝えるイベント「PDハロウィ～ンフェス2025」を2025年10月18日（土）に神戸市北区のしあわせの村研修館大ホールで開催します。

パーキンソン病との出会いからの歩み

この取り組みは9年前、1人のパーキンソン病患者との出会いから始まりました。その方が直面する様々な課題を目の当たりにし、当事者やその家族を支える包括的な支援の必要性を強く感じました。2020年からは、毎週水曜日にYoutubeチャンネルを通じてパーキンソン病に関する情報を発信し続け、登録者数は1.09万人に達しました。2023年にはNPO法人としても認証を受け、さらなる活動を展開しています。

パーキンソン病の実態

実は、パーキンソン病は身近な病気であり、治療を受けている患者の数は約29万人、65歳以上では約1%の罹患率というデータもあります。今や“パーキンソン病パンデミック”と呼ばれる状況も見られ、早期発見が一層重要となっています。診断までに数年かかることが多いこの病気を理解し、早期の受診を促すことを目指しています。

「仮装」を通じた新たなアプローチ

パーキンソン病の患者が抱える心理的なバリアを取り除くために、仮装というユニークな手段を取り入れました。参加者全員が仮装することにより、気軽に参加できる雰囲気をつくっています。サングラスをかけるだけでも仮装になるので、誰でも参加しやすい設計となっています。

進化し続ける啓発イベント

初回の2023年には全国から約200名が参加し、2024年も同じ数の参加者が集まり、さまざまな年齢層が交流する場となりました。仮装行列は注目を集め、通常の啓発活動では得られない高い注目度を記録しています。特に、当事者やその家族からは「堂々と参加できる場所があることに感動した」との声が寄せられています。

第3回「PDハロウィ～ンフェス2025」の詳細

日時・場所

- 日時: 2025年10月18日（土）10:00～16:00
- 会場: しあわせの村研修館大ホール（神戸市北区しあわせの村1-1）

プログラム概要

- 午前の部: PD啓発アニメ上映、和太鼓演奏、仮装大賞コンテスト、全員参加ダンス、啓発ミニウォーク
- 昼休み: 当事者語り場、家族語り場、ボクシング体験、和太鼓ワークショップ
- 午後の部: 文化祭形式のブース、PD携帯カード配布、全員ダンスのフィナーレ

安全への配慮

医療・福祉によるサポート体制を整え、安心して過ごせる環境を提供します。看護師常駐の救護室やバリアフリーの会場など、参加者の安心を最優先に考えています。

終わりに

このイベントを通じてパーキンソン病への理解を深め、早期受診の重要性を多くの人々に伝えられることを目指しています。毎年の開催を通じて、患者やその家族がより良い生活を送れる社会の実現を願っています。
詳細や申込はNPO法人コントロールPDの公式サイトにてご確認ください。https://www.controlpd.org/2025pdevent