オフライン施策の新たな時代を拓く『われどこ』
近年、マーケティングの世界ではデジタル施策の進展が目覚ましく、これに伴いユーザー行動の分析手法も高度化しています。しかし、チラシやDM、交通広告などのオフライン施策については、依然として効果測定のハードルが高く、「感覚」に頼るケースが多いのが実情です。この課題を解決するために、NTT西日本グループの広告通信社が新たに導入したのが『われどこ』というサービスです。
なぜ『われどこ』が必要なのか?
デジタル施策は、ユーザーの行動をデータとして収集しやすく、リアルタイムでの分析が可能です。しかしオフラインでの施策では、反応を測る手法が限られており、データがバラバラになりがちです。これにより、マーケティング全体の最適化が難しくなり、企業の戦略立案が不十分になってしまうことがあります。
これに応える形で、神奈川県横浜市に本社を置く株式会社frame and surface(FAS)は、オフライン施策の効果を可視化するサービス『われどこ』を開発しました。パートナーとして、システム開発を担当する株式会社miraNEXも参加しています。
“われどこ”の機能とは?
『われどこ』は紙媒体にQRコードを付与することにより、オフライン施策の反響データを取得します。このツールは、従来のように感覚に頼ることなく、データに基づいたマーケティング施策の改善を実現します。
地域やタイミングを即座に分析
QRコードを設置するだけで、どの地域で、どのタイミングで、どんな媒体を通じて読まれたかの情報をリアルタイムで把握できます。Google Analyticsなどの複雑な設定が不要なため、簡単に導入できるのも特長です。
この情報から、マーケティング施策全体の効果測定が可能となり、クライアントに対する定量的な裏付けを強化します。これにより、広告通信社はより精度の高い提案を行えるようになり、オフライン施策も含む一貫したPDCAサイクルの構築が可能となります。
今後の展望
FASは『われどこ』を通じて、企業のマーケティング活動におけるデータ活用をさらに推進し、より効果的なプロモーションの実現を支援していく意向です。加えて、喫緊の課題として知られるオフライン施策の可視化が進んだことで、削減されるコストやマーケティングチャンスの拡大が期待されます。
最後に
企業のマーケティング戦略の高度化は、今後も続く流れとして注目されます。『われどこ』の導入は、オフライン施策の価値を再評価し、データを活用した新たな手法での施策展開が求められる現代において非常に重要な一歩です。今後、このサービスがどのような成果を上げていくのか、引き続き注目していきたいと思います。