アリオンが提供するUSB-IF IEC 62680規格適合性試験サービスの詳細

アリオン株式会社、USB-IF IEC 62680規格適合性プログラムに関する試験サービスを開始

アリオン株式会社（東京都品川区）は、USB-IFが策定したIEC 62680規格に準拠した試験サービスの提供を開始しました。このサービスは、ポータブル電子機器が最新のUSB規格に対して適合していることを確認するための重要なステップとなります。

IEC 62680規格の背景

この規格は、2024年12月28日からノートPC以外の機器に対し適用が始まり、2026年4月28日からはノートPCにも適用されます。これにより、すべてのポータブルデバイスにはUSB Type-C充電インターフェースの使用が義務付けられます。企業は新たに設けられた必須要件に基づいて、自社製品の規格適合性を証明しなければなりません。

特にノートPCに関しては、外部電源以外にもUSB PD充電プロトコルの統合が求められ、これに対応する製品開発が急務となります。アリオンは、これらの規格に対する適合性を証明するための試験サービスを提供し、企業をサポートします。

USB-IF認証プログラム

USB-IFは新しく「USB-IF Conformity to IEC 62680 (USB) Specifications」という認証プログラムを発表しました。このプログラムは、OEMやODMメーカーが自社製品がUSBの充電器指令に適合していることを証明するために必要な支援を提供します。アリオンはUSB-IF認定の長年のパートナーとして、企業が最新の規格にスムーズに対応できるよう、必要な試験や技術導入の支援を行います。

認定試験の重要性

USBコンプライアンス・テスト仕様は、IEC 62680を検証するための唯一の公式規格であり、USB-IFが所有しています。適切に認定されていないラボによるテストでは、著作権侵害のリスクが生じるため、企業は公式な試験機関での認証を受けることが重要です。

未来の取り組み

アリオンは、業界のニーズに基づいたサポート体制を整え、市場の変化に対しても迅速に対応できるよう努めています。さらに、10月4日にはUSB関連のウェビナーを開催予定で、詳細が決まり次第にお知らせいたします。アリオンは、今後とも規制の変更にスムーズに対応できるように、最新情報の提供や専門的なサービスを継続的に行っていく方針です。

会社概要

アリオン株式会社は、2002年に設立され、ITや家電製品に関する認証・検証を主な事業としております。USB-IFからの公式認定を受け、USB関連の豊富な認証実績を持つほか、Wi-FiやBluetoothの認証試験も幅広く提供しています。顧客に対しては、品質向上や開発支援サービスを通じて業界最高レベルの技術を提供することを目指しています。