BMFが誇る新技術、microArch®S240の詳細
ボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が、最新の高精細3Dプリンター「microArch®S240」を発表しました。この新しいシステムは、特に注目すべき特性を持ち、製造業における精密な部品創出に新たな可能性をもたらします。
microArch®S240の主な特長
microArch®S240は、業界でも特に評価の高い10µmシリーズに新たに加わったモデルです。主な特長としては、造形面積、造形速度、使用可能材料の3点が挙げられます。これにより、今まで以上に多様なニーズに応えることが可能となります。
1. 造形面積の最大化
新しいprinterでは、最大造形サイズが100mm×100mm×75mmであり、これにより微細な部品の中ロット生産が可能になりました。従来のmicroArch®140では94mm×52mm×45mmのサイズ制限がありましたが、microArch®S240は大幅に造形能力が向上しました。このサイズであれば、より多様な部品を一度に製造でき、作業効率が大幅に改善されます。
2. 造形速度の向上
造形速度についても、microArch®S240は大きな改善を見せています。独自のローラー式膜システム(Roller-membrane Layering System)を導入し、これによりクオリティを損なうことなく、造形時間を最大50%短縮しました。これは特にプロトタイプを迅速に必要とする企業にとって、非常に魅力的なポイントです。
3. 多種多様な材料対応
新しいmicroArch®S240は、低粘度樹脂から高粘度材料まで幅広い選択肢を提供します。具体的には、200cps以下の低粘度樹脂だけでなく、5,000cps以上の高粘度材料、さらにはセラミックや機能性複合材料にも対応しています。これにより、より強靱で多機能な製品の製造が可能となります。
microArch®S240の技術背景
microArch®S240は、BMFが独自に開発したプロジェクション·マイクロ·ステレオリソグラフィー(PµSL)技術を用いています。この技術は紫外線を面全体に照射することで急速に成形を行い、非常に高精度な造形を実現します。この技術は医療器具の製造やマイクロ流路、MEMS、バイオ・製薬、エレクトロニクスなどの幅広い分野でのプロトタイプ製作や小ロット生産に最適です。
BMFの役割
BMF社は、精密製造分野での3D造形のリーダーとして知られており、自社開発の超高解像度マイクロスケール3D印刷技術を駆使しています。これにより、従来の金型や切削加工では実現できなかった複雑な構造物をも成形できるのです。また、多様な材料とプロセスを組み合わせることで、最終製品を効率的かつ低コストで生み出すことを可能にします。
お問い合わせ情報
新しいmicroArch®S240に関する詳しい情報や問い合わせは、BMF Japan株式会社までご連絡ください。東京を拠点に、精密な製品開発を常にサポートしています。
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