理研ビタミンが「バクラク」導入で業務改革を推進
近年、企業の業務効率化が求められる中、理研ビタミン株式会社が新たな一歩を踏み出しました。「リケンのノンオイル」でおなじみの食品メーカーが、業務効率化を目指し、株式会社LayerXのクラウドサービス「バクラク」を導入することを決定したのです。
「バクラク」とは?
「バクラク」は、稟議、経費精算、法人カードの管理、請求書の受取・発行、勤怠管理など、企業の多岐にわたる業務を一元化し、効率化するためのクラウドサービスです。AI技術を駆使することで、煩雑な手作業から解放され、従業員は本来のコア業務に集中できる環境を提供します。
導入の背景
理研ビタミンは、コーポレートガバナンスの強化と、電子帳簿保存法への対応を目的として「バクラク」の導入に踏み切りました。これまで、事業所単位で異なるシステムを使用していたため、データの分断が生じていました。その結果、全社の取引実態の把握が難しい状況でした。
「バクラク」の導入によって、申請から会計処理までの流れを見える化し、申請内容や添付書類の自動連携を実現する構想です。これにより、業務の透明性が高まり、スムーズに業務が進行することが期待されます。
効率化の具体的手段
特に注目すべき点は、AI-OCR機能の導入による手入力の削減です。これにより、日々の請求書処理にかかる工数は大幅に削減されます。また、抜け漏れの多い書類管理や入力ミスの減少も見込まれています。理研ビタミンの経理部経理第1チームの夜光様は「このシステム選定で最も重要視したポイントは、請求書関連の業務を一体的に管理できることでした」とコメントされています。
理研ビタミンとLayerXの信頼関係
理研ビタミンが「バクラク」を選択した理由の一つは、LayerXの担当者が同社の課題に真摯に向き合ってくれたからです。「バクラク」のシリーズラインナップは、請求書処理だけでなく、発注や納品といった業務にまで対応できる強力なラインアップであり、さまざまなニーズに応えられる点が評価されています。
夜光様は今後の展開について「AI-OCRをフル活用し、経理業務の合理化を図っていきたい」と語ります。さらに、「バクラク」シリーズは今後も機能追加が期待されており、さらなる業務改善が見込まれています。
理研ビタミンについて
理研ビタミン株式会社は、2025年に創立76周年を迎える老舗の食品メーカーです。「天然資源の有効利用」をポリシーに、家庭用や業務用、加工食品など幅広い事業展開を行っています。新宿区四谷に本社を構え、多様な製品を手がける同社は、日本国内外で多くの支持を集めています。
「バクラク」の導入は、理研ビタミンのさらなる成長への第一歩です。今後、業務のデジタル化とガバナンス強化を推進する同社の取り組みに注目です。