AI業界を先導するMiDATAが東京大学で課題提供を実施
AIソリューションを手掛ける株式会社MiDATA(本社:東京都中央区、後藤 司社長)は、2025年2月3日から7日まで、東京大学大学院数理科学研究科が開催した「産業界からの課題解決のためのスタディグループ」という講義で課題提供を行ったことを発表しました。この取り組みは、AIやデータサイエンスの基本原理を理解し、企業と研究機関との連携を深めるための一環です。
課題提供の概要
MiDATAが提供した課題は、近年注目を浴びている「2-stageレコメンデーション」という手法の理解を深めることを目的としています。これにより、商品の購入や閲覧に関するデータを活用してレコメンデーションシステムを構築する方法が探究されました。特に、eコマースサイトでの商品のレコメンデーションは、消費者に対してよりパーソナライズされた提案を行うための重要な要素となっています。
グループワークでは、学生たちが関連する文献を調査し、各自の視点から「2-stageレコメンデーション」がなぜ機能するのか、その原理を説明する取り組みが行われました。特に、先行研究の分析を通じて、今後の研究課題についても意見交換が交わされました。
MiDATAの役割と今後の展望
MiDATAは引き続きAIとデータサイエンス領域において、学術研究との連携を強化し、それを貴重なノウハウとして自社のコンサルティングサービスや製品開発に生かしていく方針です。特に、実際のデータを用いることで得られる知見は、企業の競争力向上に直結すると考えています。
登壇者プロフィール
この課題提供にあたっては、MiDATAのシニアAIエンジニアである大川 幸男が登壇しました。彼は2016年に東京大学大学院数理科学研究科で博士号を取得し、以降AI専門のコンサルタントとしてキャリアを積んでいます。2021年からは株式会社リンクバルでシニアAIエンジニアとして活躍しており、2024年にはMiDATAの執行役員CTOに就任予定です。
東京大学大学院数理科学研究科について
東京大学大学院数理科学研究科は、数学や数理科学に関する高度な知識と研究能力を持つ人材を育成することを目的としています。これにより、社会の様々な分野で新しい時代を切り開くリーダーを生み出しています。研究科は、基礎的かつ重要な問題の探求と並行して、新たな研究領域を開発し、国際的な視野を持った数学の文化を醸成することを重視しています。
株式会社MiDATAについて
MiDATAは、AI開発における高い技術力と豊富な実績をもとに、企業が直面する特有の課題に対応し、解決に向けたコンサルティングを行っています。機械学習や数理最適化、レコメンデーション、画像解析に至るまで、幅広くサポートし、企業の競争力を高めるための実践的な支援を行います。これからもMiDATAは、AIの力を借りてエンタープライズ企業の課題解決に貢献していくことでしょう。