岐阜県高山市に令和7年度開校予定の義務教育学校「荘川さくら学園」の校章デザインが決定しました。
校章は、荘川地域の自然と人々のつながりを表現したデザインで、地域住民や保護者でつくる「荘川の子を育むための検討委員会」から選考されました。
デザインは、荘川中学校卒業生の山口弥華さんが原案を制作し、荘川在住の寺田美和さんがデザインを担当しました。
校章は、「荘」の字に3色の花びらを使用しており、荘川町の美しい自然を表しています。「桃色」は桜・花、「緑色」は木・植物、「水色」は川・魚を表しており、花びらを少しずつ重ね、「荘」を前面に配置することで、荘川さくら学園と荘川地域の人々の「つながり」を表現しています。また、桜の花びらの大きさに変化をつけることで、園児、児童、生徒の「つながり」も表現しています。
見山教育長は、「荘川らしさが伝わる、様々な意味や願いが込められた校章となって嬉しく思う。」と喜びを語りました。検討委員会の櫻田委員長は、「意見をとりまとめるのに苦労したが、校章の意味に込めたように子どもたちが健やかに成長して欲しい。」と期待を述べました。
荘川地域は、高山市の西側に位置し、庄川の源流として白山に連なる山々などの自然環境と美しい農山村景観を有する地域です。平成28年には荘川町全域が白山ユネスコエコパークに認定され、貴重な自然環境とそれを持続可能に活用しているモデル地域として国際的に評価されています。
荘川地域では、長年にわたり「地域とともにある学校」「学校とともにある地域」を合言葉に、地域に根ざした保小中一貫教育の充実に向けて取り組んでいます。今後も「地域とともにある学校」として、地域と手を取り合って学校教育を進めていきます。
荘川さくら学園の校章デザインは、地域住民や保護者、そして卒業生の意見を反映した素晴らしいデザインだと感じました。
「荘」の字に3色の花びらを組み合わせることで、荘川地域の自然と人々のつながりを美しく表現しています。
特に、花びらの大きさに変化をつけることで、園児、児童、生徒の「つながり」を表現している点は、教育機関の校章として非常に象徴的です。
この校章は、地域の人々にとって誇りとなり、子どもたちにとって将来への希望となるでしょう。
荘川地域は、白山ユネスコエコパークに認定されるなど、豊かな自然環境と文化を持つ地域です。
「地域とともにある学校」という理念のもと、地域住民との連携を強化し、子どもたちの成長を支援していくことが大切です。
荘川さくら学園の開校が、地域全体にとって大きな希望となることを期待しています。