NECのエキスパートが警視庁初のサイバー捜査官に就任

NECのサイバーセキュリティ専門家が警視庁に参入

今春、NECのサイバーセキュリティの専門家が、警視庁初の任期付警察官、「サイバー犯罪捜査官」として警部に就任しました。この採用は、都内のサイバー空間で深刻な脅威に対抗するための大きな一歩と言えるでしょう。警視庁が民間企業から任期付警察官を採用することは初めてで、この動きは社会のデジタル化が進む中で重要な意義を持っています。

サイバー犯罪への対応

サイバー空間における犯罪は年々増加しており、巧妙かつ組織的な手口が横行しています。このような状況に対処するため、警視庁は高い専門知識と技術を持つ人材の確保が急務となっていました。新たに任命された警部は、NECで培ったサイバーセキュリティの専門技能を生かし、サイバーもうそ撲滅に貢献していきます。

彼の職務には、サイバー犯罪のインフラや関連グループに関する情報収集や分析、また被疑者の特定といった捜査活動が含まれます。これにより、個別の事案についての実態解明に努め、専門性をもって犯罪に立ち向かう役割を担います。

任期と経歴

警部の氏名は髙橋佑典（たかはしゆうすけ）さんで、任期は2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間です。髙橋さんは、NECに入社後、セキュリティ技術の開発やペネトレーションテスト、インシデントレスポンス業務など、一貫してサイバーセキュリティの分野で実績を上げてきました。また、Certified Information Systems Security Professional（CISSP）という国際資格を保有し、その専門性を裏付けています。

NECの取り組み

NECは今後とも、高度な専門性と豊富な実績を持つサイバーセキュリティ人材の育成に注力し、安全で安心できる社会を作るために減少していく重要性を認識しています。同社は、デジタルトランスフォーメーション（DX）の分野においても、ビジネスモデル、テクノロジー、組織や人材の3つの核を基にしたサービスを提供し続けています。具体的には、戦略構想から実行に至るまでのE2E（End to End）サービスを多角的に展開し、クライアントのニーズに応じたかつてない価値を提供しています。

「BluStellar（ブルーステラ）」というモデルを基に、業種に関係なく、新たなビジネスモデルの創出と社会的課題解決への貢献を目指している点がNECの強みでもあります。また、560名以上の社員がCISSPの資格を有していることも、同社の専門性を強く裏付ける要素となっています。