データ・テックとDX研究所、運行管理システムの新たな統合を発表

データ・テックとDX研究所の運行管理システム連携

2025年4月より、株式会社データ・テックと株式会社DX研究所は、運行管理における新たなサービスを提供することが決まりました。この連携により、両社の技術を融合し、物流業界のさまざまなニーズに応えることを目指します。

SR Advanceの特長

データ・テックが提供する「SR Advance」は、高性能なHDカメラを使用した運転診断機能を持つデジタルタコグラフです。これにより、事故を未然に防ぐための運転分析が行えます。特に、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知するDMS（ドライバーモニタリングシステム）機能が搭載されており、ドライバーの安全を守る重要な役割を果たしています。

ATMTCの機能

一方、DX研究所が提供する「ATMTC」は、運行日報の自動生成や誤配送防止、自動配車といった多機能を持つ運行管理システムです。このシステムはAIを用いた配車計画を実装し、その精度を高め、運送業務の効率化を実現します。ドライバーは自身のスマートフォンを活用し、簡単に配送情報を管理することができます。

データ連携のメリット

今回の連携により、SR Advanceから取得される車両の位置情報がATMTCの地図上でリアルタイムに表示されるようになります。これにより、ドライバーや管理者はどこに車両があるかを簡単に把握できます。また、SR Advanceの機能が単なる運行記録に留まらず、車両に関連するデータを集める中心的な端末として機能することになります。

データ・テックの森島社長とDX研究所の茂木社長は、この協力関係を通じて、運送業界の効率化と安全性向上に貢献することを約束しています。

技術の未来

両社は今後も更なるサービスの拡充を目指し、AI技術を駆使した新たなソリューションを提供していく計画です。これにより、運輸業界で多発する問題を解決し、より効率的で安全な配送システムを構築することが期待されています。

物流業界では、新型コロナウイルスの影響で需要が高まり、より効率的な運用が求められています。データ・テックとDX研究所は、それぞれの技術を持ち寄り、業界全体の改善を図ります。