KPMGコンサルティングが手がけた新書籍のご紹介
KPMGコンサルティング株式会社が新たに出版した書籍『60分でわかる! 最新IPビジネス超入門』が、株式会社技術評論社からリリースされました。この書籍は、特にメディア業界に精通した専門家チームが執筆しており、リスクマネジメントを専門とするプロフェッショナルたちが協力して、最新の知識を凝縮した内容となっています。
コンテンツIPビジネスの重要性
近年、多くの日本企業がコンテンツの知的財産(IP)ビジネスに取り組み始めていますが、国内のコンテンツ市場は依然として世界の規模に比べ大きくはありません。実際、日本のコンテンツ市場は全世界の市場の約10分の1にとどまり、輸出規模もわずか数パーセントと厳しい現実が存在します。
政府の「クールジャパン戦略」では、2033年までにコンテンツ産業の海外輸出を20兆円に引き上げることが目標として掲げられており、国内市場の成長が停滞する中で、海外需要の確保は緊急の課題です。これにこたえるため、本書は最近注目されているIPビジネスの基礎を平易に解説しています。
書籍の内容と構成
『60分でわかる! 最新IPビジネス超入門』は、全8章から成り立っており、各章は以下のように分かれています。
- - Part 1: IPビジネスの基礎
- - Part 2: 知的財産権の基礎知識
- - Part 3: IPビジネスのビジネスモデル
- - Part 4: IPビジネスの分類とパターン
- - Part 5: IPビジネス推進のための重要ポイント
- - Part 6: IPビジネスを取り巻くリスク環境
- - Part 7: IPのガバナンスの強化—保護とリスク回避
- - Part 8: IPビジネスに有効な戦略と活用
この構成により、漫画やアニメ、ゲーム、小説、映画といった具体的なコンテンツについてのビジネスモデルを学びながら、成功事例や海外の取り組みも併せて知識を深めることができます。
リスクマネジメントとガバナンス
また、国内外でのIPビジネス展開には各国の法規制への適応が不可欠です。本書では、これらの法規制に関する情報はもちろん、権利処理の方法や多様性への配慮、現地の習慣、他社の知的財産に配慮することの重要性など、リスクに対する対応策やガバナンスの強化についても詳しく解説しています。
このように『60分でわかる! 最新IPビジネス超入門』は、日本企業がIPビジネスを効率よく展開するための必要な知識を簡潔に教えてくれる指南書です。
書籍情報
- - 著者: KPMGコンサルティング株式会社の木村 みさ、山田 宏樹、福岡 慶太郎、中川 祐、松本 尚人
- - 発行: 株式会社技術評論社
- - 発売日: 2025年3月27日
- - ページ数: 144ページ
- - 定価: 1,430円(税込)
- - ISBNコード: ISBN978-4-297-14792-1
この書籍は、企業のIPビジネスを理解し、成功させるための第一歩となることでしょう。特にコンテンツ産業に関わる方々にとって、必見の一冊となることは間違いありません。興味がある方は、発売日を楽しみにしてください。