墨龍図奉納式
2022-01-07 19:03:37

陳漫氏の「墨龍図」が京の古刹に新たな息吹をもたらす

2021年11月15日に、株式会社BRAND JAPANによる新たな天井画「墨龍図」の奉納式典が京都の建仁寺霊源院で行われました。この式典は、850年以上の歴史をもつ京都最古の禅寺、建仁寺がその伝統を受け継ぐ上で、重要な意味を持つものでした。

建仁寺は、開山の栄西禅師が中国から禅宗を学び、日本における茶道文化の普及にも尽力したことで知られています。彼がもたらした禅の精神は、今も多くの人々の心の寄りどころになっています。このたび、霊源院の天井に新たに迎えられたのは、国際的に活躍している中国の現代アーティスト、陳漫氏の作品です。

陳漫氏が霊源院を訪れたのは2年前のことでした。それをきっかけに、住職の雲林院宗碩が彼の作品に感銘を受け、水墨画の依頼へとつながっていきました。しかし、直後に襲った新型コロナウイルスの影響により計画は一時中断。しかし、2021年に入ると陳漫氏は自らのアトリエを北京に移し、制作を再開しました。

完成した「墨龍図」は、畳12枚分にあたる大きな天井画で、約3.8メートルの縦と5.9メートルの横に2頭の龍が描かれています。水の神とされる龍は、穢れを洗い流す存在で、荒れた天地を静める意義を持ちます。陳漫氏はこの作品に、厄災を封じ込める願いを込めました。

奉納式典は盛況のうちに進行され、まずは「天井画『龍』開眼法要大悲咒開山回向」が行われました。臨済宗建仁寺派の管長である小堀泰嚴老大師はご挨拶の中で、中日友好の重要性について述べました。また、中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剣総領事も式典に参加し、両国の文化的連携の意義を強調しました。

陳漫氏はOnlineで式典に参加し、「墨龍図」を通じて中日文化交流の架け橋になりたいと語りました。最後に、霊源院住職は多くの関係者に感謝の意を示し、夢が実現したことを喜びました。彼は、「陳漫氏の描いた龍を天井に飾ることができたのは、人類がコロナに負けず、力を合わせて乗り越えていく証です」と述べました。

また、奉納式典では京都の和食の名店「祇園佐々木」と宇治茶専門店「祇園辻利」のコラボレーションが行われ、特別なお菓子と宇治抹茶が振る舞われました。このように、文化交流を深める試みが続いています。

この奉納式典は、NHKをはじめとする多くのメディアに取り上げられ、国際的な注目を集めました。また、ファッションモデルの冨永愛氏も霊源院を訪れ、「墨龍図」を鑑賞しました。訪れる方々も増えており、企業研修や学校行事としても多くの団体が霊源院を訪問しています。

中日両国は一衣帯水の隣国で、長い間文化や芸術の交流を続けてきました。「墨龍図」はその文化交流の証とも言える作品であり、今後のさらなる発展に期待が寄せられています。株式会社BRAND JAPANは、これからも中国市場へのプロモーションやイベントの手配を通じて、国際的な関係を深めて参ります。

会社情報

会社名
株式会社BRAND JAPAN
住所
東京都千代田区丸の内1-6-2新丸の内センタービル21F
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 京都府 京都市 建仁寺 陳漫 墨龍図

Wiki3: 京都府 京都市 建仁寺 陳漫 墨龍図

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。