複合材技術の進化
2025-05-27 12:04:00

未来を切り開く!複合材技術で進化するドローンと空飛ぶクルマ

未来を切り開く!複合材技術で進化するドローンと空飛ぶクルマ



愛知県碧南市に本社を構える株式会社共和製作所は、2025年6月4日から6日まで開催される「Japan Drone 2025」に出展することが決定しました。この展示会では、ドローンや空飛ぶクルマの性能を大幅に向上させる最先端の複合材技術が披露されます。特に注目されるのは、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)やNFRP(天然繊維強化プラスチック)といった未来型素材です。

出展予定の技術と製品


1. 機体振動対策用サポート材


これまで、ドローンや空飛ぶクルマのフレームから伝わる振動は、搭載された精密機器の性能に影響を与える大きな課題でした。共和製作所は、優れた振動減衰性能を持つCFRPやNFRPを用いた補助材を開発しました。具体的には、以下のような製品が展示される予定です。
  • - CFRP製およびNFRP製のモーターマウント
  • - 複合材サンドイッチプレート製で加工されたワッシャーやスペーサー

これらの製品は、振動を効果的に吸収し、精密機器を保護するとともに、機体の飛行安定性を向上させます。実験では、CFRPの振動減衰率はアルミニウムの約3.5倍、鉄の約10倍に達します。

2. 遠隔操作可能な水陸両用クローラー


災害救助現場での活用が期待される水陸両用クローラーの試作部品も展示されます。CFRPパイプと特殊ウレタンを組み合わせたこのクローラーは、驚異的な浮力と衝撃強度を両立しており、救助活動の可能性を広げる設計となっています。展示会では、その詳細な制作プロセスと性能も発表される予定です。

3. CFRP製リブ


航空機やVTOL(垂直離着陸型ドローン)向けに開発されたこのCFRP製リブは、機体の構造を支える重要な部品です。CFRPを使用することで、軽量さと高い剛性が両立され、より高い性能を実現します。主な特長としては、優れた温度変化耐性、繰り返し使用に耐える耐久性、そして高剛性を持つ点が挙げられます。リブは機体内部で翼の形を維持し、飛行性能を向上させる役割を果たします。

4. 様々な複合材料の加工品


共和製作所は、CFRPやNFRPを用いた多様な複合材料の試験片を展示します。それに加えて、リサイクル材料を用いた製品も紹介され、持続可能性を意識したモノづくりの取り組みを示します。

共和製作所の加工技術


共和製作所が誇るのは、1/100ミリメートルという極めて高精度な加工技術です。特に、部品を正確に固定するための「精密ザグリ加工」や、超薄型素材を扱う「薄板精密加工技術」があり、これらの技術が製品の品質と性能を向上させています。

まとめ


共和製作所は、今後もドローンや空飛ぶクルマに関連する技術革新を推進し、製造業全体の発展に寄与していく考えです。「Japan Drone 2025」では、これらの革新的な取り組みを直接体験できる貴重な機会となりますので、ぜひ足を運んでみてください。

会社情報


株式会社共和製作所は、1962年に創業し、1973年に法人化されました。CFRPを中心とした複合材加工の専門企業として、革新的な製品の開発に挑み続けています。詳細については公式ウェブサイトを訪れてください。
共和製作所公式サイト


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会社情報

会社名
株式会社共和製作所
住所
愛知県碧南市大浜上町二丁目35番地2
電話番号
0566-70-8481

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