ものレボとT Projectが製造業のDXを加速する提携を発表

ものレボとT Projectが手を組みDX推進

2023年10月、製造業向けのデジタルプラットフォーム「ものレボ」と業務支援プラットフォーム「TULIP」を手掛けるT Projectが業務提携を発表しました。この提携により、製造現場におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速されることが期待されています。

提携の背景と目的

2022年版のものづくり白書によると、多くの企業が製造実行システム（MES）を未利用の状態で推移しており、DX推進における課題が浮き彫りになっています。このような中、本提携は、企業の競争力を高めたいという共通の目的から生まれました。

「ものレボ」は、工程管理を可視化し、業務改善に強みを持ち、TULIPは作業や検査の標準化を得意としています。両者の連携により、製造プロセスの幅広い領域でのデジタル改革を実現できるのです。

具体的な業務支援の内容

新たに提供されるデモ展示では、T Projectが東京都江東区に設置した「TULIPエクスペリエンスセンタ（TEC）」で、実際の連携を体感することができます。来場には予約が必要ですが、実際に操作を通じてその効果を実感できます。

この連携は、工程管理から在庫・受発注管理まで、さまざまな業務プロセスに直接的な影響を与えていくでしょう。これにより、製造業界における効果的なDX推進が見込まれ、情報共有のスムーズな運用が期待されています。

SaaS導入のメリット

両サービスはともにSaaSモデルで、初期費用なしでのスモールスタートが可能です。これにより、企業は負担を軽減し、自社のDXに向けた理解を深めながら徐々にシステムを構築できます。

「ものレボ」が提供する機能は、製造現場の情報をリアルタイムで管理し、簡単な進捗管理を実現します。これにより、納期遅延や生産性の向上を図ることができます。一方で「TULIP」は、自動収集によるデータ管理や経営課題の解決のサポートを行い、より広範囲な業務最適化を実現します。

エクスペリエンスセンタの詳細

TECは東京都江東区のDMG MORI東京デジタルイノベーションセンタ内に位置しており、業務に直結したデモを体験できる貴重な場所です。接続した機器とのデータ連携も行われ、企業が直面する問題に対する具体的な解決策を体感することができます。リンク（https://tprj.co.jp/tec/）から詳細や予約が可能です。