ナノ粒子技術の革新
2025-11-10 11:01:57

東北大発スタートアップNanoFrontierが資金調達、ナノ粒子技術の革新を目指す

東北大発スタートアップNanoFrontierが資金調達、ナノ粒子技術の革新を目指す



株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都渋谷区)は、運用するGenesia Venture Fund 4号(GV-4)を通じて、東北大学発のディープテックスタートアップ、NanoFrontier株式会社(代表取締役:井上 誠也、本社:宮城県仙台市)のファーストラウンドにおいてリード出資を行ったことを発表しました。

資金調達の背景と市場機会



近年、資源の枯渇や環境規制の強化が進む中、液体に機能を付与するナノ材料の需要が急増しています。NanoFrontierは、室温常圧で有機ナノ粒子を均一に分散させる「再沈殿法」を中核にしたプラットフォームを構築しており、センサーや電解液、触媒、ドラッグデリバリーなど、多岐にわたる領域に活用される可能性があります。これにより、従来の方法と比べてコストを抑えつつ、性能を向上させることが期待されています。

出資の背景には、30年以上の学術知見を活かし、AI技術と自動化を組み合わせた迅速な条件探索の実現があるといいます。これにより、より効率的なプロセスの開発が可能となるため、多くの企業や自治体との連携が進むことが期待されています。

事業・技術の特長



NanoFrontierの核心技術、再沈殿法による合成は、特にPFASなどの有害物質の即時検出を目指した試薬の開発からスタートしています。また、レアメタルフリーで、低コストの蓄電池材料や高機能冷却液、水素輸送分野での応用も見込まれています。これにより、エネルギーロスを低減し、副作用を軽減するためのドラッグデリバリー技術の開発も進行中です。

NanoFrontierは製品販売の他、受託製造、技術ライセンス、コンサルティングなど多様なビジネスモデルを展開し、データ駆動の探索最適化も視野に入れています。これにより、今後の事業展開に向けた価値の循環を狙っています。

資金の使途と未来の展望



今回調達した資金は、東北大学内に新たな研究開発拠点を設けるために使用される予定です。また、PFASの即時検出に必要な試薬の実証実験を加速させるほか、自治体や水処理関連企業との協業を進めていく計画です。

さらに、ナノ粒子の連続生産体制を確立し、安定した供給を図るための基準設定にも着手します。今後は研究の自動化やデータ管理の効率化を進め、試作から評価、量産への移行を加速させる方針です。これにより、NanoFrontierの技術革新がスピーディに実現することが期待されています。

組織強化と採用活動



組織面では、合成化学、品質保証、データエンジニアリング、オペレーション等の分野での採用を強化し、実装力の向上を目指しています。さらに、ナノテクノロジーにおける革新に貢献するための人材が求められています。

まとめ



NanoFrontierは、ナノ粒子技術における新たな可能性を追求するスタートアップとして、研究と開発の未来を切り開いていく企業です。環境問題を解決するリーダーになることを目指して、今後の進捗に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
住所
東京都渋谷区道玄坂1-10−5渋谷プレイス3F Orbit Shibuya内
電話番号

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