神戸・北野異人館街に新たなスイーツスポット登場
2025年10月19日、神戸の観光名所として知られる北野異人館街に「パティスリー コンサクレ」がオープンしました。この新たなスイーツ店は、地域に寄り添う医療法人が運営したお菓子屋さんで、癒しの空間を提供することを目指しています。
パティスリー コンサクレの誕生背景
運営会社の株式会社コンサクレは、医療・福祉事業を展開するMiotsukushiグループの一員です。ここで培った“人の心に寄り添う力”を生かし、地域社会への貢献を目指してこのお店を始めることとなりました。2025年3月には西区にある「パティスリーコンサクレ玉津本店」がリニューアルオープンし、「日常に小さな幸せを捧げる場所」というコンセプトのもと、再出発を果たしました。
新たな癒しのスポット、北野店の魅力
「パティスリーコンサクレ神戸北野店」は、観光名所である「風見鶏の館」からわずか徒歩1分という好立地です。隣には人気ソフトクリーム店「神戸六甲牧場 北野本店」があり、観光客や地元の方々にとって、気軽に立ち寄れる癒しの場所を提供しています。
店内は木の温もりとグリーンを基調にした心地よいデザインで、まるで小さな温室のよう。イートインのカウンター席(5席)も備えられており、オリジナルブレンドコーヒーや地元発のドリンクと共に、じっくりとスイーツを楽しむことができます。
目を引くスイーツたち
コンサクレの代表的なスイーツとして、SNSでも話題の「BOTACA」と「Hitotoki」があります。
BOTACA(ボタカ)
多肉植物に似せた見た目で、食べるための繊細な細工が評価されています。豊かな白あん、マスカルポーネ、コーヒースポンジを組み合わせたティラミス風のこのスイーツは、「本当に食べられるの?」という問いかけを無視できない美しさです。
Hitotoki(ひととき)
厳選された素材を使用し、シンプルながらも深い味わいを感じさせるチーズサンドシリーズ。濃厚なチーズクリームとフルーツ・ナッツの食感を生かした5種類の定番フレーバーは、多くのファンを魅了しています。
地元企業との連携
パティスリー コンサクレは、神戸市の就労継続支援B型事業所や地元企業と連携し、地域を支える「地元共創型パティスリー」としての役割も大切にしています。
例えば、社会福祉法人みらいの「みらいおもいけ園」と共同で開発した自家焙煎コーヒー「RISUSU COFFEE」や、チョコレート専門店「INNOCENTURE」と協力し、フェアトレードのチョコレートを使用した商品も取り扱っています。これにより、商品のクオリティを高めるだけでなく、地域経済の循環を生み出すことにも貢献しています。
代表者の思い
株式会社コンサクレの代表取締役である南辰也氏は、「お菓子には人の心をやさしくする力がある」という信念を持っており、医療や福祉の現場で感じた気持ちをスイーツに込めて届けたいと語っています。神戸は港町であり、世界とつながる場所であるため、「神戸のやさしさ」を広めていきたいとする彼の思いも強いものです。
おわりに
「コンサクレ神戸北野店」は、訪れる人々にとって心を整える場所であり、日常に小さな幸せを灯してくれる存在になってほしいと願っています。新しいスイーツ体験と地域貢献を両立させたこのお店に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。