名古屋商科大学、学生4名のヨーロッパ研修を振り返る
名古屋商科大学では、2005年から実施されている「ギャップイヤープログラム」に参加した学生4名が、約2か月間の研修を終え帰国しました。このプログラムは、学生が自主的に計画を立ててヨーロッパ各国を訪れ、現地調査を行うことを目的としていいます。彼らは9月2日から11月1日まで、様々な地域を巡りながら研修に励みました。
ギャップイヤープログラムの目的と内容
ギャップイヤープログラムは、自己探求や国際的視野の獲得、自律性の向上を目指した実践型の留学プログラムです。欧州ではこのような活動が定着していることを背景に、学生は海外での生活を通じて自己を見つめ直し、グローバルな視点を持つ人材として成長することが期待されています。これまでも220名以上の学生がこのプログラムに参加しており、今年度は4名が選ばれました。
具体的な研修内容
プログラムには、6月から8月までの事前研修、そして11月から12月までの事後研修が含まれています。参加者は、中国の観光業や食品ロス削減などをテーマに、それぞれの調査を進めました。最大で10単位の単位認定が行われ、渡航費用の一部や現地での宿泊代も支給されることが特徴です。
学生の体験と成果
参加学生のひとりは「地域文化に根ざした観光の在り方」をテーマに研究を行い、現地での生活を通じて観光がどのように地域に関わっているのかを深く実感することができました。彼は、文献やオンラインの情報からでは得られない知見を得ることができ、観光活動が場所を訪れることだけでなく、その土地での時間をどのように過ごし、人や文化と関わるかが重要であることに気づいたと語ります。また、ひとりで複数の国を巡ることで、自身の判断力を高め、視野を広げる貴重な経験を得たそうです。
まとめ
名古屋商科大学のギャップイヤープログラムは、学生にとって重要な学びの場であり、国際的な視野を育成するための素晴らしい機会です。今年度の研修を経た学生たちは、これからの人生においても大きな影響を与える貴重な経験を積むことができたでしょう。今後もこのプログラムによって、多くの若者たちがグローバルな舞台で活躍することが期待されます。