Vertex、ファンド設立
2024-05-17 14:00:12

Vertex Ventures Japanが100億円ファンド設立でスタートアップ支援の新時代を切り開く

Vertex Ventures Japan(以下「VVJ」)は、最近、100億円規模となるファンド「Vertex Ventures Japan 1号ファンド」(通称・VVJF1)を設立したことを発表しました。このファンドは、アンカー投資家として参加するVertex Holdingsを中心に、日本の卓越したスタートアップ企業への投資を行うことを目的としています。そのビジョンは、成長性の高い企業を厳選し、彼らが成長するための確固たるサポートを提供することです。

VVJF1の運営にあたる経営陣は、日本のエコシステムに精通した専門家たちで構成されています。彼らは、投資先企業に対し、グローバルなネットワークやディープテック、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、AIなど様々な分野でのリーダーシップを発揮し、未来の成長ドライバーを育てていくことに注力します。特に、日本の政府からの強力な支援を受ける中で、アーリーステージのスタートアップ企業の成長機会を捉え、イノベーションの実現を目指しています。

また、VVJは、2024年5月16日に東京大学、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下東大IPC)との連携を強化することも発表しました。東京大学は日本のイノベーションとディープテックの中心地として知られており、 VVJはこの協力関係を通じて、シンガポールのスタートアップエコシステムとの連携を強化し、人材育成や研究協力を推進することを目指しています。この取り組みは、日本とシンガポール間のスタートアップの成長を促進し、両国のイノベーションをドライブするものとして期待されています。

さらに、経済産業省はこのファンド設立を、日本・シンガポール官民経済対話で合意した「日本・シンガポール協創プラットフォーム」の重要な取り組みの一環として位置づけています。VVJは、国境を越えた産学官の連携を進め、イノベーションと技術進歩の促進を図るプラットフォームとしての役割を果たすことを強く意識しています。

Vertex HoldingsのCEO、Chua Kee Lock氏は、「VVJは、当社のネットワークにおける7番目のパートナーとして位置づけられています。日本のスタートアップエコシステムは非常に活気に満ちており、多くの成長機会が隠れています。日本のテクノロジー市場は、ディープテックやAIなどの分野において強力なポテンシャルを有しており、VVJはその潜在能力を余すところなく活用していくでしょう」と述べています。

VVJのリーダーシップには、マネージングパートナーの冨田尚史氏とゼネラルパートナーの宮坂友大氏が名を連ねており、彼らは日本から次世代のリーダーを育成し、グローバルチャンピオンへと導くことを使命としています。また、VVJの活動を支えるため、投資委員会も設置され、そのチェアマンにChua Kee Lock氏、バイスチェアマンにChua Taik Him氏が任命されています。

冨田尚史氏は「Vertexファミリーの一員として、日本のスタートアップ企業をグローバルな市場へと結びつけることに誇りを持っています。特に、日本の技術力は国際特許出願件数で世界第3位を誇り、スタートアップ企業が独自の強みを大いに発揮できる環境にあります。このVVJが多くの次世代企業を支援し、イノベーションを加速させるプラットフォームとなることを期待しています」と述べています。これからの日本のスタートアップの進展と、グローバル市場へ向けた新たな道筋に注目が集まります。

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